カテゴリー:呼吸器の病気
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局所的な流行を見せる、成人に多い百日咳とは?
百日咳とは急性気道感染症のことを指し、咳発作が長引くのが特徴。小児期の予防注射による抗体が減少してきた頃に成人が感染を起こしやすくなり、1年を通して局所的な流行を見せる事がありますが、免疫力が低下しやすい冬も感染リスクが…詳細を見る -
誤診の多い「肺アスペルギルス症」の診断と治療
真菌(カビ)の感染といえば、水虫の白癬菌やカンジダ菌などが良く知られているもので、皮膚に感染するので表在性真菌症と言われています。真菌感染症の中で最も多いものはアスペルギルス症で、認知度の低い真菌ですが、全ての真菌の中で…詳細を見る -
睡眠時無呼吸症候群(SAS)が引き起こす大惨事や交通事故
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状があると日中の眠気や判断力、集中力が低下するだけでなく、居眠り運転による交通事故が5倍~7倍に増加します。居眠り運転事故の場合はSASの自覚の有無が大きな問題になり、自覚がない場合には無…詳細を見る -
微小粒子状物質が招く呼吸器不全やアレルギー
PM2.5や黄砂などに付着して大陸から運ばれる有害物質の影響では呼吸不全がありますが、その中でも最も悪性のものはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)です。大気汚染や微小粒子状物質や喫煙などが主な原因になります。 (さらに&hel…詳細を見る -
PM2.5が大量に日本に飛来、その影響は?
中国からPM2.5が朝鮮半島経由で北海道に流れ込み、日本全土に届くことが明らかになった微小粒子状物質ですが、さらに小さい粒子の大気汚染物質が飛来していることが明らかになっています。 (さらに…)…詳細を見る -
この時期多い「喘息発作」、新薬と新しい治療法でコントロール
秋から冬にかけて持病の喘息発作が増える時期でもあり、治療を受けている患者数は400万人を超えるほどの深刻な問題です。しかし、最近では新薬の登場や新しい治療法によって発作を抑えられることが可能になっています。 (さらに&h…詳細を見る -
風邪が治っても続く、冬の長引く咳の原因とは?
風邪の症状がなくなったにも関わらず、咳だけが止まらないまましばらく続くことがあります。すでに鼻水も止まって、熱も下がったので仕事に行きたいけれど、酷い咳だけが続きます。のど風邪かな?と思いながら「咳がもう少し治まってから…詳細を見る -
夏型過敏性肺炎の原因と症状 ~慢性化によるCOPDに注意~
自宅にいると、のど風邪のような症状が出る事があります。風邪と思って油断していると肺炎を起こしたりします。しかし、外出すると治り、帰宅すると悪化ということを繰り返して、自宅では呼吸困難に陥るので戻れない、という状態が夏にな…詳細を見る -
小児の肺炎球菌ワクチン接種とその有効性
肺炎球菌感染症はワクチンで防げる病気です。ワクチンで予防できる病気をVPDと言いますが、世界の発展途上国では肺炎球菌ワクチンさえ接種出来ない国がいまだに多いのが現状で、数少ないワクチンの価格も高騰しています。肺炎球菌によ…詳細を見る -
乳幼児に多い細気管支炎の危険性と、「小児科あるある」
特に乳幼児に多くなっていますが、小児初期に起きる症状で、気管支喘息のようなぜーぜーという喘鳴音が聞かれるので喘息と勘違いしやすく、小児科でも勘違いされやすい気管支炎です。このウィルス性の細気管支炎は乳幼児の場合は悪化しや…詳細を見る