カテゴリー:遺伝的要因による疾患
-
骨髄のHLAタイプが関係する脊椎関節炎
脊椎関節炎とは主に、脊椎の関節などに炎症を起こす自己免疫性疾患の総称で、ほとんど知られていなかった関節の疾患です。骨髄バンクのドナー登録の際に必要なHLA(ヒト白血球抗原)検査によって骨髄のタイプを特定する必要があり、骨…詳細を見る -
AGA(男性型脱毛症)を放置すると進行する?
AGAとはAndorogenitic Alopecia とも言われ、直訳すると、アンドロゲン型脱毛症(俗称:若ハゲ)であり、男性ホルモンのひとつでもあるアンドロゲンの分泌量が増える思春期以降に男性に起きる脱毛症のことです…詳細を見る -
腫瘍マーカーでがんの早期発見・早期治療、治療経過の把握など
通常、内臓にがんが出来ても、初期や中期ではほとんど自覚がありません。末期になって病院で検査を受けたら手遅れだったというケースが多いものです。遺伝子検査である程度の危険性を予測できますが、癌が進行した後では遺伝子検査は無意…詳細を見る -
糖原病(炭水化物代謝異常) ~治療法のない疾患と劣性遺伝~
グリコーゲンの代謝酵素が欠如が原因で、ブドウ糖に分解されずに蓄積していくことで肝臓・腎臓・筋肉などに障害が出てきます。遺伝性の疾患でグリコーゲンが蓄積する組織によってⅠ型~Ⅶ型に分類されています。 (さらに&hellip…詳細を見る -
ミトコンドリア病(母系遺伝によるエネルギー代謝異常)
ミトコンドリアといえば、全身の細胞に存在してエネルギーの元になるATPを作り出す細胞ですが、その機能が低下することで、臓器によっては異なる症状を引き起こすため何が起きるか予測不可能な疾患もあります。原因は16,569の塩…詳細を見る -
日常生活だけでなくQOLにも影響する「多汗症」
恒温動物のヒトは汗をかいて気化熱で体温調整をしますが、必要以上に汗をかくことを多汗症と言います。近年ではエアコンで室温調節をした結果、体温調整機能を失って汗をかかなくなった現代人も存在します。汗をかかない場合は問題になり…詳細を見る -
早老症(プロジェリア症候群・ウェルナー症候群)の遺伝子異常
早老症には多くの原因と疾患がありますが、日本人に最も多いのがウェルナー症候群で、主に成人期に発症します。これに対して、小児期に発症するのがプロジェリア症候群では平均寿命が13年といわれています。どちらも遺伝子の異常によっ…詳細を見る -
もやもや病 ~最も日本人に多い脳血管の遺伝的疾患~
もやもや病という病名は、脳血管撮影の際の画像所見によるもので、単に脳底部に出来た異常な血管網がタバコの煙のようにもやもやして見えることから付いた病名。日本で発見された疾患で、患者もアジアに多くなっています。妙なネーミング…詳細を見る -
パーソナリティ障害と治療の必要性
全ての人は生まれ持ってきた性格や思考において、特徴的なものがあります。およそ3歳から遅くとも5歳までの情操教育にもある程度影響されますが、その後の子供の周りの環境や境遇によって人格障害の傾向がはっきりしてきた時に、パーソ…詳細を見る -
発達障害の子供と特徴、原因となる大人の判断
発達障害とは各種の精神障害の総称でもあり、共通する疾患を幅広く捉えた分類の一つです。必要に応じてそれぞれの病名がつけられることになります。脳機能の一部や能力の一部が欠如しているものとして、自閉症スペクトラム障害(ASD)…詳細を見る