カテゴリー:子供の病気
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以前からあった新しい病気「小児四肢疼痛発作症」
乳幼児に特異的に起こる痛みの発作。最近になって遺伝子解析により、その痛みの原因が判明しています。家族性の疼痛発作なので、自分に痛みの経験があれば子供にも遺伝しています。意思表示ができない乳幼児が発作的に泣き始め、数十分間…詳細を見る -
乳児期に影響を受ける「愛情遮断症候群」とは?
乳児期に親の愛情不足があると、身体的な成長や精神的な発達が遅れることがあります。現在では身体的な成長以外に病的な症状があるわけではなく、治療が必要になるとは限りません。人格形成を左右する幼児期の愛情不足が影響した結果、成…詳細を見る -
小児の自己免疫性肝炎の診断、治療の難しさ
自己免疫性肝炎とは、ウイルス感染が見つからないタイプの慢性炎症性疾患で、ウイルス性肝炎と同じように無自覚で進行するため、気付いた時には肝硬変に進行している場合もあります。抗体別に1型、2型自己免疫性肝炎に分類されて、小児…詳細を見る -
子供の行為障害の原因・処置・診断基準
行為障害(CD)とは、罪悪感の欠如により他人の感情を考えることが出来ず、人権を侵害するような行動を繰り返すことが主な特徴で、反社会的要素のある行動を取ります。これが6か月以上持続した場合は反社会的パーソナリティ障害の前段…詳細を見る -
小児性慢性副鼻腔炎の症状、集中力・記憶力への影響
鼻炎と鼻炎の進化系のようなイメージのある副鼻腔炎は違います。化膿性細菌が副鼻腔に溜まると、治療をしない限り化膿した状態が延々と続きます。特に小児の場合は集中力、注意力、記憶力に影響するので早めの治療が必要です。 (さらに…詳細を見る -
子供の溶連菌性咽頭炎 ~安心できない合併症と再発~
冬から春にかけて小児の間で流行する溶連菌咽頭炎でしたが、現在では1年を通して感染すると言われています。溶連菌のほとんどがA群β型溶血性連鎖球菌で、発熱を伴って喉が痛むという症状が5~15才の小児に多く見られるのが特徴です…詳細を見る -
リウマチ熱(A型溶連菌感染症)の原因と症状・治療法
A型溶連菌の感染症が治った後、または合併症として、心臓や皮膚、神経、関節に炎症が起きた後にリウマチ熱が出ることがあります。5歳~15歳の子供に見られる喉の感染の合併症としての炎症で、のどに溶連菌が感染した後に抗生物質によ…詳細を見る -
乳幼児から子供の睡眠障害、夜泣きから分離不安、夜驚症、夢遊症まで
睡眠時随伴症としての夜驚症(やきょうしょう)では、睡眠中の子供が叫び声をあげて起き上がって歩き回ったりすることもありますが、話しかけても反応は無く翌朝になっても記憶に残っていません。小児の一過性の睡眠障害で、時間の経過と…詳細を見る -
ライ症候群の症状とインフルエンザの解熱鎮痛剤の選択
インフルエンザウィルスに感染した時に、アスピリンを使用した子供が、嘔吐、けいれん、高熱や意識障害を起こす症候群の事で、特に欧米で多かった小児の副作用です。日本国内では13歳未満の小児にはアセトアミノフェンが使われているの…詳細を見る -
今年は大流行の手足口病、幼児の三大夏風邪と大人の感染に注意!
過去10年で最大の流行を見せている手足口病は、全国の3,000の定点の患者数の合計が2015年7月13日~19日までの1週間で前週の2万3000人を超えて、10年間で最大規模の感染者数を記録しています。7月末には収束して…詳細を見る