カテゴリー:脳と神経の病気
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難病AADC欠損症とジストニアの治療
筋肉の異常な緊張が原因で、全身が硬直したまま寝たきりになる先天性の難病「AADC欠損症」という病気があります。脳性麻痺やジストニアに似た神経症状が一生続くと思われていましたが、遺伝子治療に顕著な効果があり、苦痛を和らげる…詳細を見る -
X線とガンマ線を使った放射線治療の危険性
放射線治療では、X線を使う定位放射線治療と大量のガンマ線を照射するガンマナイフがあり、深部にエネルギーを与えるために浅い部分の被爆は避けられません。がん治療としてはリスクの多い放射線治療とは? (さらに…)…詳細を見る -
脳にできる悪性腫瘍の神経膠腫(グリオーマ)とは?
脳腫瘍といえば、脳内で発生する良性の腫瘍、または他の臓器から転移した転移性脳腫瘍が主な腫瘍です。大きさが変わらない限り治療の必要がなく、経過観察が行われるのが一般的ですが、脳にできる進行性の悪性腫瘍として神経膠腫(グリオ…詳細を見る -
聴神経腫瘍の症状と治療 ~医療機関によって異なる治療~
聴神経腫瘍は良性の腫瘍と言われ、発病当初は経過観察が行われるのが一般的ですが、放置していると聴覚に関わる蝸牛神経の圧迫だけでなく、三叉神経、顔面神経、小脳に影響が及び、脳幹部を圧迫すると生命の危険さえ出てきます。医療機関…詳細を見る -
椎骨脳底動脈循環不全を徹底解明
後ろに首を曲げたり首を回した時に、気が遠くなったりめまいが起きたり、という事は多くの人が経験しているものです。しかし、整形外科や脳外科では原因不明のまま診断が下されるという理不尽な事が起こりやすい病気が椎骨動脈狭窄症です…詳細を見る -
難病指定から外れた「正常圧水頭症」
正常圧水頭症(NPH)は水頭症と違い、脳圧が上がらない事で諸症状が出にくいため、原因不明の疾患の中でも治療は簡単な方です。三大症状として、歩行困難、痴呆症、尿失禁がありますが、ドレーンにより腹腔内に流すという治療が有効で…詳細を見る -
顔を認識できない相貌失認と視覚性失認とは?
相貌失認とは、すべての人の顔が認識できないというもので、先天性の場合は自分の顔さえ認識できないといった悲劇も起こります。稀に見る難病のように思えますが、2%前後と言われることもあり、先天性の相貌失認の割合は軽度を含めると…詳細を見る -
認知症患者の待遇と治療薬の問題
厚労省が2015年に改正を行った「新オレンジプラン」では、認知症のサポートをしながら患者減少に取り組むというものですが、認知症の高齢者に対する訪問介護がありません。また、近年になって認知症の薬の選択が可能になっていますが…詳細を見る -
認知症患者が病院に行かない理由
認知症の初期症状の段階では、記憶力の低下を自覚しているものです。認知症の患者本人は自分の症状の進行に不安を感じていますが、認知症を認めて治療を受ける事にも不安と抵抗があります。悪化すると自覚がなくなり「自分は病気ではない…詳細を見る -
前頭側頭型認知症の症状と脳科学
前頭葉・側頭葉が萎縮して機能しなくなると、人格の変化や異常行動を起こすようになり、状況の把握や理性的な思考ができないまま同じ行動を繰り返します。ピック小体が存在すると若年性認知症といわれ、この部分に影響を受けるため、意味…詳細を見る