カテゴリー:中毒と環境因子による病気
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フグ中毒とチャイナリスク
国内で起こる食中毒の中では、フグ毒のテトロドトキシンによる死亡者が全体の半数以上を占めています。一般的に知られている症状ではしびれや呼吸不全ですが、しびれを目的に食べる人は後を絶たないようで、危険を覚悟しながら食べた者が…詳細を見る -
ネット中毒(依存症) ~文字依存と現実逃避~
インターネット依存症の域を超えて、ネット中毒の症状を呈している者が増えています。エレクトロニック・ヘロインとも言われ、脳が薬物中毒の反応を見せるほどネット中毒症状は医学的にも脳に与える影響は酷いものです。インターネットを…詳細を見る -
誤飲が原因の急性ニコチン中毒
通常の喫煙によりニコチンに対して依存性が形成された場合は、単なる「ニコチン依存症」という表現であり、中毒症状とは言いません。ニコチン中毒は誤飲などにより飲み込んだ場合に起きる中毒症状のことを意味します。 (さらに&hel…詳細を見る -
身近にある中毒物質、急性中毒と慢性中毒
単に中毒といえば、食中毒を含めて、重金属による中毒や毒性のある有機物質による中毒などがあります。また、体内で毒性のある物質に代わる中毒、添加物や残留農薬による中毒、ネット中毒、薬物中毒に至るまで、中毒症状を呈する原因物質…詳細を見る -
黄砂アレルギーの原因、黄砂が運んでくるものとは?
日本では3月以降になると中国のコビ黄砂やタクラマカン砂漠から偏西風に乗って黄砂が飛んできます。主に砂の粒子が4μm~稀に10μm程度の小さいものが日本まで飛来してきますが、スギ花粉は20μm程度なので大陸から飛んでくるも…詳細を見る -
硫化水素中毒の濃度と酸欠症状 ~ヒトも排出する毒ぶつ~
硫化水素H2Sは、噴火している火山付近や温泉などでよくある硫黄臭さの原因物質です。火山性ガスの二酸化硫黄が水蒸気と反応して硫化水素を発生します。化学工場が近くにあると日常的に呼気中に含まれていることがあります。特に濃度が…詳細を見る -
電磁波による健康被害、日常生活の中で受ける慢性的なダメージ
電磁波と一言でいうと分かりにくいものですが、携帯や無線LANの電波、PCのディスプレイなどを初めとして、IH調理器や近くの高圧線や空に見えるオーロラに至るまで、暮らしの中で悪影響を及ぼすものです。北海道の北の方ではオーロ…詳細を見る -
環境ホルモンと内分泌かく乱 ~化学物質が人間に与える影響~
「メス化する自然」という言葉が流行ったのは2000年前後だったと思いますが、自然界に影響を及ぼす環境ホルモンとして、女性の尿が河川に流れ出すことで生物に与える影響は現在も大きなものです。カップラーメンの容器に使われている…詳細を見る -
カドミウムの慢性中毒によるイタイイタイ病、政府初の公害認定
1968年に健康被害の原因について、カドミウムの慢性中毒であると国が初めて認めた公害の第一号です。三井金属鉱業に対する公害病での損害賠償請求訴訟として、全国初の住民側勝訴の前例を作った事件としても有名なものですが、全面解…詳細を見る -
水俣病の患者認定の厳しさ ~今になって証拠提出を迫られる患者~
熊本県の水俣湾で起きた有機メチル水銀による海水汚染によって引き起こされた四大公害病の一つで、食物連鎖により人間に影響が及んだ水俣病。次いで新潟で起きた新潟水俣病(第二水俣病)を含め、国の認定基準の厳しさから、現在も解決さ…詳細を見る