カテゴリー:感染症
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インフルエンザの検査キットを使わない理由と誤診
11月~2月の流行時期には、開業医でも1日に10人以上のインフルエンザの患者の診察を行っています。その経験上インフルエンザは問診でわかるので検査は不要という医師が多いようです。38℃~40℃以上の高熱が続き、倦怠感、悪寒…詳細を見る -
インフルエンザの流行と二塩化炭素の販売数増加!?
2017年1月9日~15日の1週間の集計では、医療機関を受診したインフルエンザ患者が99万人を超えています。1月8日までの前週の集計では81万人なので、ピークはまだ先になりそうです。2016年の流行は例年より1カ月半ほど…詳細を見る -
インフルエンザとサイトカインストーム
インフルエンザが健康的な若年層に多い原因としてサイトカインストームが考えられています。サイトカインとは免疫細胞から放出され、主に免疫に関する情報伝達物質のことであり、数百種類に及ぶサイトカインが白血球などの免疫細胞から発…詳細を見る -
ネコとトキソプラズマ感染症
近年ではネコを屋内で飼う事が急増しています。ネコの餌もグレードアップするにつれて生肉などから原虫に感染する事が増えています。糞中にトキソプラズマという原虫が排出されると、糞中で次第に感染力が強くなっていきます。妊婦と胎児…詳細を見る -
アスペルギルス感染症 ~近年の医療による二次感染症~
臓器移植などを初めとする高度医療の際を含め、自己免疫性疾患が増えてきた現在では免疫抑制剤やステロイドを使用する機会は多いものです。しかし、免疫力低下を目的とした治療法により感染症を起こしやすくなり、病院内では特にアスペル…詳細を見る -
エキノコックス症、中国と日本で流行
10年以上の潜伏期間を経て腹痛と皮膚の激しい痛みを起こし、肝臓腫大を引き起こす寄生虫の感染症エキノコックス症。肝臓から肺や脳に感染が広がるため、症状が出た初期に治療を行わない限り、アナフィラキシーショックを起こして重篤な…詳細を見る -
慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)とは?
人気声優の松来未祐(38)が2014年10月に“EBウイルス感染症”で亡くなられました。EBウイルス感染が判明するまでに1年以上を費やしたと公表しています。2013年に首のリンパ節の腫れの自覚症状から始まり、癌や感染症な…詳細を見る -
小頭症の症状と妊婦の感染防止の必要性
ブラジルで猛威を振うジカ熱が母体に感染する事により、4,000人以上もの小頭症の新生児が生まれて、1%程度が死亡しています。ブラジルでは中絶手術が禁止されているため、小頭症でも産まなければならないというのが現状です。しか…詳細を見る -
日本でもジカ熱輸入により感染拡大を起こす可能性
世界保健機構(WHO)によると、先天的に頭が小さい小頭症を引き起こす「ジカ熱」の拡大が懸念され、ブラジルをはじめとしたアメリカ大陸で感染が広がっていますが、中南米だけで400万人規模の大流行が予想されており、日本に輸入さ…詳細を見る -
誤診の多い「肺アスペルギルス症」の診断と治療
真菌(カビ)の感染といえば、水虫の白癬菌やカンジダ菌などが良く知られているもので、皮膚に感染するので表在性真菌症と言われています。真菌感染症の中で最も多いものはアスペルギルス症で、認知度の低い真菌ですが、全ての真菌の中で…詳細を見る