カテゴリー:感染症
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肺炎球菌感染症、高齢者の感染リスクと予防接種のタイミング
小児の場合は肺炎球菌ワクチンが定期接種に変わったため、ほとんど発症することはありませんが、高齢者がワクチン接種を受けていない場合、免疫力の低下とともに感染を起こしやすく、インフルエンザに罹っている時に肺炎球菌に感染して肺…詳細を見る -
子供の溶連菌性咽頭炎 ~安心できない合併症と再発~
冬から春にかけて小児の間で流行する溶連菌咽頭炎でしたが、現在では1年を通して感染すると言われています。溶連菌のほとんどがA群β型溶血性連鎖球菌で、発熱を伴って喉が痛むという症状が5~15才の小児に多く見られるのが特徴です…詳細を見る -
呼吸器感染症(気道感染)と急性上気道感染症(風邪症候群)
呼吸器感染症は気道や呼吸器に感染を起こして発熱、咳、痰などの症状が出るもので、鼻から気管支までを気道と呼ぶため、気道感染とも言われます。気道感染はウィルスの空気感染によるものが多く、ウィルスの種類や発熱の程度次第では隔離…詳細を見る -
冬に流行するロタウイルスとノロウィルス感染症の違い、消毒方法など
主に秋から増え始めて、冬になるとインフルエンザと同時期に流行するウィルス性胃腸炎の原因になるロタウィルスとノロウィルス。感染すると、胃腸炎以外に嘔吐や下痢が起こります。ウィルス感染の場合は突然の嘔吐や下痢から始まるのが特…詳細を見る -
冬に起きやすい、免疫機能の低下と乾燥による感染・感染防止策
ウィルスは低温・低湿度を好み、気温や湿度が低い空気中では浮遊している時間も長くなり、感染力が強まります。ヒトは体温の低下や鼻腔や気道の乾燥によって、感染と炎症を起こしやすくなり免疫力が低下します。また、水分を積極的に摂取…詳細を見る -
RSウイルスによる下気道感染の重症化、細気管支炎・肺炎の危険性
2015年9月の時点では東京都でRSウィルスの感染者が増加しています。全国的にも昨年の1.3倍に及ぶ4万人以上が発病しています。RSウィルスの感染症状は主に呼吸器に感染して、悪化すると下気道や細気管支炎を起こします。2歳…詳細を見る -
リウマチ熱(A型溶連菌感染症)の原因と症状・治療法
A型溶連菌の感染症が治った後、または合併症として、心臓や皮膚、神経、関節に炎症が起きた後にリウマチ熱が出ることがあります。5歳~15歳の子供に見られる喉の感染の合併症としての炎症で、のどに溶連菌が感染した後に抗生物質によ…詳細を見る -
ポリオ ~生ワクチン接種がもたらした脳性麻痺の増加~
脊髄性小児麻痺とも言われるポリオは感染者減少にもかかわらず、ポリオワクチンによる障害者手帳取得者増加の原因として、保健所の窓口業務の怠慢と生ワクチンによる感染・発病に対する意識の低さが影響しています。生ワクチンの副反応に…詳細を見る -
子宮頸がん予防、20代前半からの定期検診で早期治療を!
ヒトパピローマウィルス(HPV)の感染による子宮頸がん。10代後半で少なくとも30%に感染して5~10年後に発病します。早期発見による治癒率は100%ですが、20代の有病者を定期検診で発見する確率は20%前後で、80%に…詳細を見る -
除去手術が困難な「旋尾線虫感染症」の重症化を防止するために。
旋尾線虫(せんびせんちゅう)とはホタルイカやスルメイカ、ハタハタ、スケトウダラなどの海産物の内臓に寄生して食中毒の原因になっており、過去では北陸地方に限定してホタルイカの生食による感染が多く見られましたが、近年では再び感…詳細を見る