カテゴリー:膠原病と原因不明の全身疾患
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ジカ熱感染によるギラン・バレー症候群とは
近年何かと耳にする機会が増えてきたギラン・バレー症候群とは、中枢神経と末梢神経に炎症を起こして、四肢に力が入らなくなったり呼吸不全などを起こす病気です。原因としてはインフルエンザを始めとするワクチン注射の副反応や、ジカ熱…詳細を見る -
多発性筋炎・皮膚筋炎の診断基準とは
全身性の筋肉の炎症性疾患として、皮膚症状を伴わない多発性筋炎や皮膚症状のある皮膚筋炎を起こすことがあります。膠原病とも呼ばれ、発病のメカニズムが明確ではない自己免疫疾患に分類されています。 (さらに…)…詳細を見る -
全身性エリテマトーデス(SLE)~長期的なコントロールが必要~
全身に狼瘡のような紅斑が出ることからこの病名がつけられています。全身性の自己免疫疾患であって影響を受ける臓器は限定されていないものの、患者によって異なる症状が出るというものです。再燃を繰り返す自己免疫性疾患でサルコイドー…詳細を見る -
インフルエンザ・ワクチン接種後の急性散在性脳脊髄炎(AEDM)
ワクチンを接種した後、8週間以内(主に1~3週間)の間に急性散在性脊髄炎(AEDM)を起こすことがあります。小脳に障害が残ることで、ウィルス感染後の脳炎と症状が似ています。治療の際に区別する必要が出てくるために多くの検査…詳細を見る -
フィッシャー症候群(難病指定されない難病)の原因と症状
フィッシャー症候群(FS)とは、ギランバレー症候群(GBS)の亜型とも一部とも言われて、1000万人に5人の割合で起きると言われる極めて稀に思える病気なので、全国の発症者は50人程度という計算になりますが、実際の患者数は…詳細を見る -
強皮症という原因不明の全身疾患
強皮症(きょうひしょう)とは皮膚や内臓が硬化する膠原病で、現在の一般的な呼称は「全身性強皮症」であり、びまん皮膚硬化症と限局皮膚硬化型に分類されますが、限局性皮膚硬化症は膠原病ではないので、強皮症とは全身性強皮症の原因と…詳細を見る -
ギラン・バレー症候群(急性炎症性脱髄性多発神経炎)の症状と治療
感染症の後遺症や医薬品の副作用として稀に起こるもので、骨髄の炎症を発端として神経症状が全身に進行していくのが特徴。通常は足の方から脱力感があり、頭に向かって神経症状が進行していきます。運動神経から呼吸筋の麻痺まで進行して…詳細を見る -
遺伝的要因による自己免疫反応が原因と判明した「円形脱毛症」
毛根は毎日100本ほど抜け替わり、同じ数だけ再生を繰り返して一定の本数を保っています。加齢と共に次第に細くなっていくものですが、頭皮の疾患でもある円形脱毛症は自己免疫疾患であり、現代人のストレスや痩身による女性ホルモンの…詳細を見る -
肺サルコイドーシスの症状と、治療の必要性
サルコイドーシスは全身性の肉芽腫ができる難病ですが、北海道に特に多い疾患になっています。全身の肉芽腫や炎症性の臓器疾患が起きるのが特徴です。いつ治るかわからない漠然とした炎症性疾患で、半数は呼吸困難を伴います。 (さらに…詳細を見る -
治療薬はいまだに臨床試験段階の難病ALS
以前に難病患者の自己負担増加について書きましたが、その際に出てきた難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)は、全身の筋肉が次第に動かなくなってしまうというもの。治療薬は開発されたとしても臨床試験の段階の順を踏んで投薬が行われる…詳細を見る