アーカイブ:2015年 9月
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食後低血圧の原因と症状、脳梗塞の関係
食後低血圧は食前と比較して20mmHg以上血圧が下がる場合にその可能性があります。特に高齢者や加齢とともに自律神経の調節が上手く行えなくなった場合に起こりやすくなります。起立性低血圧と違い、食後1時間の血圧差で判断します…詳細を見る -
潰瘍性大腸炎の患者数の多さと、年齢分布、喫煙との関係の謎
1973年に特定疾患に指定されて以来患者数は毎年増加する一方で、2014年の患者数は17万人に及んでいます。まだ臨床試験の段階とはいえ今年に入って糞便移植が盛んになり、原因不明で治療法のなかった潰瘍性大腸炎が原因不明のま…詳細を見る -
寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)、筋肉量を増やして対処!
急激な温度差が原因で鼻粘膜に刺激を受けると鼻水、くしゃみ、眼のかゆみなどの花粉症のような症状が出てきます。風邪でもなく、抗原がないのでアレルギー反応(抗原抗体反応)ではありませんが、寒暖差アレルギーと呼ばれています。 (…詳細を見る -
下痢(急性と慢性)の原因と症状、過敏性腸症候群など
下痢の原因は、感染症による一時的な食中毒と言われるもの、水分、脂質の摂り過ぎ、腹部の冷え、消化不良などの急性と慢性に分類されます。特に慢性の場合は原因に悪性の疾患が潜んでいることがあります。 (さらに…)…詳細を見る -
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)の原因、症状、予防について
シンスプリントとは、shin splints(脛痛症)とも言われて、脛骨の周囲に鈍痛が出る症状です。主にスポーツ障害によって生じる症状で、急に激しい運動を行った時に起きる障害を指します。脛(すね)の内側、外側を問わず痛み…詳細を見る -
マイボーム腺とマイボーム腺炎(霰粒腫)の原因と治療
コンタクトレンズを長期間装用していたり、女性のアイメイクの影響などで増えてきているマイボーム腺炎。まつ毛の生え際にある皮脂腺でもあるマイボーム腺を塞がっていると、皮脂に感染を起こして腫れが引かなくなることがあり、皮脂の分…詳細を見る -
糖原病(炭水化物代謝異常) ~治療法のない疾患と劣性遺伝~
グリコーゲンの代謝酵素が欠如が原因で、ブドウ糖に分解されずに蓄積していくことで肝臓・腎臓・筋肉などに障害が出てきます。遺伝性の疾患でグリコーゲンが蓄積する組織によってⅠ型~Ⅶ型に分類されています。 (さらに&hellip…詳細を見る -
帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛 ~後遺症の疼痛緩和のために~
帯状疱疹とは、神経に沿って帯状に疱疹が出来るのが特徴で、神経節に潜んでいた水痘ウィルスによって神経が次々と破壊されていきます。出来るだけ神経の損傷を防ぐために早めの抗ウィルス剤による治療が必要になります。 (さらに&he…詳細を見る -
接触性皮膚炎(かぶれ)、一次刺激性とアレルギー性の違い
化学物質過敏症にも似ている接触性皮膚炎は、直接的な皮膚の刺激による刺激性接触皮膚炎と、何かに触れた時のアレルギー反応によるアレルギー性接触皮膚炎に分かれます。接触した部分だけに湿疹の症状が出ます。 (さらに&hellip…詳細を見る -
慢性B型肝炎・B型肝硬変の新薬テノゼット ~天津大爆発で生産停止に~
C型肝炎の新薬が保険適応になったため、A型~C型まで治癒するウィルス性肝炎になったところですが、天津大爆発により慢性B型肝炎の新薬製造工場が被害を受けたとのこと。この薬は継続して服用する必要があり、在庫も品薄ということで…詳細を見る