アーカイブ:2015年 10月
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アルツハイマーは真菌感染が原因?というオカルト的なニュース
アルツハイマーで死亡した患者の脳組織を調べたところ、真菌細胞と真菌菌糸が見つかったということで、真菌感染がアルツハイマーの原因かもしれない、というNature発AFP通信のニュースがあります。しかし本当に真菌の感染症が原…詳細を見る -
子供の手足の麻痺 エンテロウィルスD68が関連?
今年の夏以降に流行した手足口病は、エンテロウィルス属コクサッキーウィルスA16型が原因ですが、その陰でエンテロウィルスD68に感染したと見られる子供が、呼吸器症状ののちに手足の麻痺を起こしていたことが判明。今後の感染拡大…詳細を見る -
診断が難しいクラミジア肺炎の複合感染
冬に多い複数の細菌感染を起こす細菌の一つにクラミジア菌という身近なありふれた細菌があります。クラミジア単体の感染症では無症候であったり、軽い症状で経過して自然治癒することがあるため、感染に気付かないまま経過するケースもあ…詳細を見る -
早期発見が難しい難治性のすい臓がん
すい臓がんの場合、病変部分が大きくなるまで画像診断による発見が難しく、進行も早いため早期発見が行われることは滅多にありません。切除が可能な段階で発見されても、臓器の中で最も難治性で予後の悪いすい臓がんとは? (さらに&h…詳細を見る -
新型ノロウィルス ~この冬(2015年)大流行、1000万人以上の感染者も~
今年の9月以降に国内で起きたノロウィルスの集団感染の原因は、遺伝子変異を起こした新型ノロウィルスであることが判明しています。大きく変異したウィルスの場合は特に大規模感染を起こしやすく、冬に流行する感染性胃腸炎の原因として…詳細を見る -
リステリア食中毒に注意!インフルエンザに似た症状と冬の感染
リステリアという細菌は自然界に広く存在しており、家畜や低温保存の加工食品からヒトが感染するケースが多くなっています。食中毒の症状はインフルエンザに似ていますが、ヒトからヒトへの感染を起こさないのが特徴です。 (さらに&h…詳細を見る -
アスピリン不耐症(アスピリン喘息)の原因物質に注意!
アスピリンを含むNSAID(非ステロイド性消炎鎮痛剤)の服用後10分~3時間後に現れる症状で、喘息のような症状やじんましん、喘息、アレルギー性鼻炎などがあり、鼻腔から気管支にかけて症状が出るのが特徴です。稀にアナフィラキ…詳細を見る -
気付かないうちに全身に骨折も。「4つ目の沈黙の臓器」
肝臓、脾臓、腎臓に次ぐ沈黙の臓器。ハードなダイエットによって骨粗鬆症になると、骨の中の空洞が潰れて部分骨折を起こして、定期検診の時に身長が縮んでいることも。男女ともに高齢になると骨粗鬆症が増えてきます。特に女性の更年期に…詳細を見る -
インフルエンザ・ワクチン接種後の急性散在性脳脊髄炎(AEDM)
ワクチンを接種した後、8週間以内(主に1~3週間)の間に急性散在性脊髄炎(AEDM)を起こすことがあります。小脳に障害が残ることで、ウィルス感染後の脳炎と症状が似ています。治療の際に区別する必要が出てくるために多くの検査…詳細を見る -
2015年以降、インフルエンザワクチンは4価に。
2015年10月中旬に始まったインフルエンザ予防接種は、11月上旬~12月末までに受ける事が望ましいと言われています。抗体が出来るのが1~2週間後なので、効果が出る時期は2~3週間後です。小学生未満に限り2回接種となって…詳細を見る