アーカイブ:2016年 2月
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増えてきた小児メタボ(内臓肥満)症候群と合併症
近年では小児肥満や小児メタボと言われて、子供の生活習慣病が増えてきました。成人と同じように内臓脂肪が増えるタイプの内臓肥満に伴って動脈硬化や高血圧、脂質異常症、糖尿病の合併症まで起こす子供が増えています。その原因とは? …詳細を見る -
先天性股関節脱臼の診断と早期発見
先天的股関節脱臼とは、小児整形外科や整形外科で最も多い疾患で、主に出生時に股関節が脱臼するという頻度の多いものです。軽症では成人するまで気付かないこともありますが、最近の乳児検診では欠かせないチェック項目になっています。…詳細を見る -
肥満症の特効薬サノレックスの副作用とは?
肥満症が引き起こす可能性がある疾患として、動脈硬化を始めとした血管性の疾患や糖尿病、心臓病などがありますが、運動が出来なくなると肥満の改善自体が困難になり悪循環に陥ります。その対策として薬で肥満を解消しようというわけで、…詳細を見る -
脂肪萎縮症(脂肪ジストロフィー)の症状と新しい治療法
脂肪細胞の中の脂質が減少することは「痩せる」と言いますが、脂肪細胞そのものが無くなってしまう病気が脂肪萎縮症です。脂肪を蓄える場所を失った結果、合併症として糖尿病や脂肪肝、脂質異常症(中性脂肪値の増加)などを発症します。…詳細を見る -
エキノコックス症、中国と日本で流行
10年以上の潜伏期間を経て腹痛と皮膚の激しい痛みを起こし、肝臓腫大を引き起こす寄生虫の感染症エキノコックス症。肝臓から肺や脳に感染が広がるため、症状が出た初期に治療を行わない限り、アナフィラキシーショックを起こして重篤な…詳細を見る -
尿毒症性脳症の原因と症状、透析の合併症など
慢性糸球体腎炎や糖尿病性腎炎などが原因で、腎機能が30%以下になると腎不全となります。さらに進行して腎機能が10%以下になると尿毒症の症状が表れて、透析が行われます。透析の初期症状として起こりやすいものでは、腎臓で濾過し…詳細を見る -
起立性調節障害と小中学生の不登校の関係
小学生や中学生に多く不登校の原因になる起立性調節障害(OD : Orthostatic Dysregulation)とは、自律神経の異常が原因となって起きる症候群のことで、立ち上がった時に一時的に血圧が下がり、脳への血流…詳細を見る -
腸捻転による腸閉塞と、症状・治療法
腸閉塞とはイレウスとも呼ばれて、通常は完全に腸の内容物が通過しない状態になります。原因としては腸捻転や腸重積をはじめ、癒着やヘルニア、憩室炎、その他が考えられます。症状別では部分閉塞と完全閉塞に分かれて、治療方法は大きく…詳細を見る -
腸重積特有の症状と、紛らわしい感染症
生後3か月~3歳の乳幼児に多い症状で、風邪症候群の症状の一つとして回腸から大腸に移動したところにある、回盲部のリンパ節の腫れが腸重積を招きます。腸重積とは空間を持った腸(メッケル憩室など)や、腸の中に腸が入り込むことで内…詳細を見る -
凍傷の原因と症状、治癒に至るまでの経過とは?
凍傷にかかると病院ではひたすら皮膚を清潔に保つことと、風呂で体を温めるということを行います。そして痛みのコントロールを行いながら治癒を待つというのが一般的な処理です。しかし、一部でも壊死があると切断の必要が出てきます。さ…詳細を見る