アーカイブ:2016年 6月
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メラトニンの意外な作用、国内販売されない理由
催眠効果や日周リズムに関係するホルモン(神経伝達物質)として知られているメラトニンの効用と、副作用がほとんど起こらない理由、抗がん治療に欠かせない理由とは? (さらに…)…詳細を見る -
ヨウ素の過剰摂取と甲状腺機能低下症
海に囲まれた日本では、ヨウ素の摂取量は食事から十分な量が取られています。ヨウ素欠乏症は考えにくい日本人が、治療薬やうがい液などからヨウ素を摂ることによって過剰症を引き起こす場合があります。ヨウ素の欠乏だけではなく、過剰に…詳細を見る -
セリアック病とグルテンフリーの世界的な流れ
セリアック病とは、うどん・パスタ・そうめんなどの麺類を初めとする小麦加工製品のグルテン消化不良によって起こる消化器系の疾患です。慢性的な下痢や倦怠感・脳の疲労・体調不良を引き起こすもので、小腸から栄養吸収が出来なくなって…詳細を見る -
慢性的な下痢の原因、炭水化物不耐症とは
慢性的な下痢を初めとした体調不良の原因として、炭水化物の摂り過ぎによる消化不良があります。この消化不良を「炭水化物不耐症」といいますが、同時に「乳糖不耐症」を起こしていることもあります。 (さらに…)…詳細を見る -
悪性黒色腫の治療薬、抗PD-1抗体
悪性黒色腫(メラノーマ)とはメラニン色素を産生する細胞がガン化する悪性腫瘍のことで、黒人に少なく白人に多い皮膚がんであり、日本人の発病率はその中間に位置していますが、免疫チェックポイント阻害剤が抗がん剤に代わって登場、治…詳細を見る -
冬以外でも油断できない感染性胃腸炎
感染性胃腸炎の原因となる細菌やウイルスでは、カンピロバクターやロタウイルス、ノロウイルスが主なものです。これらのウイルスによる感染性胃腸炎のピークは冬に多いと言われていますが、感染者数自体は1年を通して病院や保育園・幼稚…詳細を見る -
透析のリスクを減らす糖尿病性腎症重症化予防
糖尿病の合併症として糖尿病性腎症が重症化すると人工透析が必要になり、生涯にわたって透析を受ける必要があります。予備軍を含めると2000万人以上にのぼる糖尿病性腎症の重症化を予防することで、透析患者の減少と医療費の削減が期…詳細を見る -
向精神薬と抗精神病薬の違いとは?
抗精神病薬とは主に統合失調症やうつ病などに使われる薬で、ドーパミンの作用を抑えて幻覚や妄想を軽減させることが主な目的で処方されます。それ以外の向精神薬に指定されているものでは、軽い安定剤から鎮痛効果の高い薬まで、整形外科…詳細を見る -
白衣高血圧と仮面高血圧について
白衣高血圧はよく知られている症状名で、家庭で計測した血圧が正常値でも病院で計測するとそれより高くなるというものです。家庭用の血圧計の誤差が高めに出る場合や、計測する部分によっても血圧は異なってくるとはいえ、白衣高血圧は治…詳細を見る -
降圧剤が効かなくなるアルドステロン症
血圧を上げる作用のあるアルドステロンというホルモンが、主に副腎から過剰に分泌されることによって高血圧と臓器障害を招きます。これに対する薬として抗アルドステロン利尿薬を使う事で、降圧作用だけでなく臓器保護にも有効であること…詳細を見る