アーカイブ:2016年 12月
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難病指定から外れた「正常圧水頭症」
正常圧水頭症(NPH)は水頭症と違い、脳圧が上がらない事で諸症状が出にくいため、原因不明の疾患の中でも治療は簡単な方です。三大症状として、歩行困難、痴呆症、尿失禁がありますが、ドレーンにより腹腔内に流すという治療が有効で…詳細を見る -
ICU症候群 ~せん妄防止の必要性~
術後せん妄は看護師や精神科医によるフォローが無い限り、避けることが難しいものです。ICU症候群の症状として「術後せん妄」が起こりますが、リアルな幻覚を伴い、せん妄が起きている間の記憶は残らないという面倒なことも起こります…詳細を見る -
モラトリアム症候群(引き延ばしの心理学)
「今までは権利の主張をしながら楽に生きてきたけれど、もうすぐ成人になって義務を果たすのは嫌だ。仕事も自分が求めていたものではない!」という状態。成人に限らず、社会人になる前や結婚前なども含みます。 (さらに&hellip…詳細を見る -
シンデレラ・コンプレックスの現代版
青い鳥症候群の「探し求めているものが身近なところにあっても気付かない」という高い理想を持ち、自分を見失って現実を直視しない。という意味にも似ているところがありますが、シンデレラ・コンプレックスは自らの幸せを求めるための行…詳細を見る -
ピーター・パン症候群と解釈拡大
米国の心理学者ダン・カイリーが、子供の心と大人の体を持った者を「ピーター・パン症候群」と称した著書によりピーター・パンとともに有名になったというもの。この症候群は、学会で認められたような論文ではなく、心理学者ダン・カイリ…詳細を見る -
骨髄のHLAタイプが関係する脊椎関節炎
脊椎関節炎とは主に、脊椎の関節などに炎症を起こす自己免疫性疾患の総称で、ほとんど知られていなかった関節の疾患です。骨髄バンクのドナー登録の際に必要なHLA(ヒト白血球抗原)検査によって骨髄のタイプを特定する必要があり、骨…詳細を見る -
頻尿と切迫性失禁の原因、「過活動膀胱」
過活動膀胱とは、意に反して頻繁に尿意を感じることであり、頻尿や切迫性失禁の原因になる症状を意味しています。具体的な膀胱の状態としては、不随意筋の膀胱平滑筋が意思と異なる動きをすること。または、収縮と弛緩を繰り返すことで、…詳細を見る -
女性の4割以上が悩む、腹圧性尿失禁とは?
笑ったり、咳をしたとき、階段の上り下り、走っている時など、日常の何気ない動作やスポーツをしている時に、尿意に関係なく漏らしてしまうという尿失禁のひとつ。全国4000万人以上の女性が経験していると言われ、中高年の女性同士で…詳細を見る