アーカイブ:2017年 11月
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余命告知の意味と、病理医・放射線医の不足
腫瘍が見つかると最初に気になるのが良性と悪性の別。悪性腫瘍であれば進行の早さとステージが気になるものです。一般的に悪性腫瘍の検査前には、腫瘍が見つかった場合に告知する相手を同意書に記載してサインをしますが、がんが見つかっ…詳細を見る -
保険外併用療養制度と先進医療について
2016年4月に始まった保険外併用療養制度とは、保険診療と自己負担診療を併用することが認められた混合医療のことです。保険適用外の医薬品を使用したり未承認の新薬や新しい治療法を試すなど、先進医療を受ける際にも事前検査や入院…詳細を見る -
新薬の先駆け審査、薬価、コンパッショネート・ユースとは?
新薬が開発されると販売・処方を前提とした治験が行われます。その後PDMA(医薬品医療機器総合機構)の審査を経て、厚労省が薬として販売、処方してもよいという認可の後に薬価が決められます。しかし、審査に数年の期間を要すること…詳細を見る -
女優・大谷直子の悪性リンパ腫が完治した理由
悪性リンパ腫が末期になると通常治療で治ることはありません。余命3ヶ月の悪性リンパ腫がなぜ治ったのか?という理由に触れている記事やニュースは不思議な事にほとんど見かけません。リンパ腫に良性はなく、全てが悪性で予後の悪い血液…詳細を見る -
難病AADC欠損症とジストニアの治療
筋肉の異常な緊張が原因で、全身が硬直したまま寝たきりになる先天性の難病「AADC欠損症」という病気があります。脳性麻痺やジストニアに似た神経症状が一生続くと思われていましたが、遺伝子治療に顕著な効果があり、苦痛を和らげる…詳細を見る -
薬剤が原因で筋肉が溶ける薬剤性横紋筋融解症
横紋筋の壊死、融解を招く原因には四肢の圧迫が良く知られた原因ですが、過度な運動や水中毒、一般的な薬剤によって起きる場合があり、原因の80%以上が薬剤性横紋筋融解症と言われています。 (さらに…)…詳細を見る -
くるぶし・ひじ・ひざが腫れる滑液包炎
正座やあぐらの姿勢を続けた場合や、肘をついたままの状態が続いた時など、硬い床や机と常に接している部分があれば、その部分に水が溜まったように大きく膨らむことがあります。同じ姿勢を続けるとよくある症状ですが、この膨らみの原因…詳細を見る -
高齢者に急増する帯状疱疹後神経痛とは
帯状疱疹は、「水痘」、「水ぼうそう」とも言われ、主に9歳までに水痘ウイルス(ヘルペスウイルス)に感染して皮膚に水膨れを作り、痂皮(かさぶた)になって治癒します。一度感染すると「終生免疫を獲得して再発しない」と言われていま…詳細を見る -
重粒子線治療 ~標準医療と先進医療の違い~
X線、ガンマ線による放射線治療と、重粒子線治療の生存率には大きな差がありますが、標準治療は保険適応のX線、ガンマ線を使った定位放射線治療とガンマナイフが一般的です。先進医療の重粒子線治療のメリットと治療方法を選択できる余…詳細を見る -
X線とガンマ線を使った放射線治療の危険性
放射線治療では、X線を使う定位放射線治療と大量のガンマ線を照射するガンマナイフがあり、深部にエネルギーを与えるために浅い部分の被爆は避けられません。がん治療としてはリスクの多い放射線治療とは? (さらに…)…詳細を見る