血圧変動と脈圧変動が原因の疾患と症状 

ketuatukei

血圧の上とは心臓が収縮して血液を押し出す時の血圧で、収縮時血圧です。血圧の下とは心臓を拡張させて心房内に血液を溜める時の血圧で拡張期血圧と言います。この上下の差を脈圧と言いますが、脈圧が大きいと動脈硬化の危険性が考えられ、血圧の変動が大きいと悪性高血圧ともいわれて様々な症状が出てきます。

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ー血圧変動の異常が原因の疾患ー

血圧変動の原因としてはストレスが最も大きなもので、ストレッサーによって自律神経の不調を来します。そして自律神経の不調がそのまま血圧に影響して日中でも急激な変化を見せます。急に血圧が上下すると血管性頭痛が起きたり起立性低血圧(立ちくらみ)や視野が狭くなることもあります。高血圧緊急症の場合は拡張期血圧が120mmHgを超えます。

収縮時血圧に極端な変化があれば「高血圧緊急症」の疑いも出てきます。160mmHgを超えると脳血管の拡張によって、さらに血圧が上昇することもあります。また、脳浮腫による神経障害を起こすこともあり、肺や網膜、腎臓や血管自体の疾患の可能性が出てきます。腎不全を起こした場合は「高窒素血症」の可能性もあるため、眠気がひどくなったり吐き気を催すことがあり、「肺水腫」や「網膜症」を起こすこともあります。

副腎の褐色細胞腫が産出する、カテコールアミンという血圧上昇ホルモンの分泌異常によって、血圧が上昇することもありますが、この時の症状としては、頭痛や頻脈、動悸、胸の痛みなどが考えられます。

最も怖いのが脳浮腫による脳神経障害で、脳が血圧の調整機能を失うと頭蓋内圧の上昇が起こり、「高血圧脳症」によって錯乱や昏睡を起こしたり意識障害が出た場合は、脳神経外科の受診が必要になります。最悪の場合はICUでの治療になる可能性もあります。

軽い血圧変動であれば最初に循環器内科を受診すべきです。Ca拮抗剤や利尿剤が出されてほとんどの場合はそれで落ち着きますが、効果が無い場合はその後に然るべき受診科を紹介されます。

ー脈圧変動の異常が原因の疾患や症状ー

脈圧とは収縮期血圧から拡張期血圧を引いたものです。脈圧は30代~40代で少し少なくなりますが、その後は加齢とともに増えていきます。30代では40mmHg前後で、50歳以上になると拡張期血圧が下がっていき、収縮期血圧の平均は140mmHg程度に上がります。加齢とともに脈圧は上がっていき、60歳以上の脈圧は60mmHgと大きなものになっていきます。

脈圧の正常値は30~50mmHgで、大動脈の動脈硬化の程度を表す指標として使われます。これより小さい場合はあまり問題になりませんが、50mmHgを超えるようになれば次第に身体に影響が出てきます。約70mmHgを超えると動脈硬化が考えられますが、90mmHgを超えると次第に脳出血の危険性が高くなります。

ー末梢血管の状態がわかる平均血圧ー

平均血圧は末梢血管の抵抗による動脈にかかる圧力を意味しており、末梢血管の動脈硬化の程度を表す指標として使われています。

平均血圧=(収縮期血圧+拡張期血圧×2)÷3で求められます。200/100というように極端に脈圧が大きい場合では100mmHg、120/80の正常値では約93mmHg、110/100などの脈圧が小さい場合は103mmHgとなります。平均血圧が100mmHgを超えないのが望ましく、約95mmHg以下は正常値とされています。

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