高血圧の上と下の基準値変更・年齢による基準値の違い

dutuu

高血圧に該当するかどうかという基準値で、収縮期(上)が140、拡張期(下)が90という数字があります。これを超えると高血圧という定義なのでしょう。人間ドッグ学会の新基準としては、上が147、下が94であり、許容範囲が増えたように感じます。(単位:mmHg)

中性脂肪は150以上が脂質異常症とされていたものが198に許容範囲拡大。LDLコレステロールは140以上が男性178に同じく拡大。(単位:mg/dl)

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健康であれば血圧の基準値に大きな意味はありません。

この血圧の基準値に意味はありません。高血圧自体に症状がないため、何らかの症状があった場合に合併症として現れるものが高血圧の症状ということになります。高血圧であっても、血管に問題がなければ他の病気を併発することもないため、健康であれば140mmHgでも147mmHgでも数字に大きな意味があるわけではありません。

健康な人でも120mmHgを超えれば腎臓に影響が出てきます。そして一酸化窒素不足から血管に支障をきたすことになり、次第に血圧が上がり始めます。この時点では軽い腎実質性疾患程度で、「どうも最近、アンジオテンシンが増えてきたなー」などという自覚症状はありません。

この時点で腎臓の軽い疾患から、血管収縮物質であるアンジオテンシンの濃度上昇と、血管拡張作用のある一酸化窒素の濃度低下が起きています。それによってさらに血圧の数値は上がっていきます。自覚症状がないので、ただ数値が大きいというだけで高血圧が及ぼす影響は体に出ているわけでもありません。それで高血圧自体は無症状だと言われているわけです。数字が上がってきたという認識以外にないということなので、この段階でも数字に意味はありません。

高血圧は個人差が大きい症状です。

すでに腎臓病と高血圧と、血管のダメージも次第に増えてきています。しかし自覚症状はまだ出ません。高血圧によるEDが代表的な初期症状なので、なんとなく違和感を感じることはあってもその原因が高血圧だとは気付かないものです。

同じことを繰り返して書いているようですが、その自覚症状が出た時の血圧の数字など関係ありません。個人差の大きい高血圧の症状なので他の患者と比較することにも意味はなく、症状が出たからといって、どこまで下げれば治るという数値目標も決まっていません。

循環器科を受診して、「150mmHgはちょっと高いですね」と言われたとしても、「ちょっと高い」ということに根拠はありません。直ちに治療や投薬が始まるとは限らず、全ての者に同じような投薬が行われるわけでもないということです。年齢によって許容範囲も違います。高齢者の場合は高くて当たり前です。

「最近、EDがあるようなんですが」というと、やっと投薬が始まるということで、その時点の血圧がどうなのか?ということも当然のことながら関係ありません。

というわけで、高血圧は合併症があって初めて自覚症状が出るということで、この場合は高血圧が原因となったEDの合併症によるもので、降圧剤の投薬が始まりました。

高血圧自体による症状はないということが理解できたでしょうか?

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