デング熱の感染症状や検疫所の扱い、治療や予防法などについて

sinryou

東南アジアで感染者が増えているデング熱は、ネッタイシマカとヒトスジシマカによって媒介され、2014年8月には日本での感染者が発生しています。国内でデング熱の感染が広がったのは70年ぶりといわれ、代々木公園や新宿御苑でデングウィルスを持った蚊がウィルスを媒介して、2か月間で160名以上の感染者を出しています。ウィルスに感染すると、突然の高熱と四肢の関節痛により、自力で体を動かすことが出来なくなります。

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ーデング熱の感染症状ー

主に熱帯や亜熱帯の地域で感染者が増加しています。日本では2015年4月までに東南アジアやブラジル(サンパウロ)、マレーシア、中国(広東省)から帰国後発症する旅行者がすでに70人を超えて、2014年の1.5倍を上回っています。大型連休明けの帰国者からの感染拡大が予想されており、特に日本の都市部で多く感染者が増える事が多く、夏から秋にかけての感染者の増大が予想されています。

ヒトからヒトへの感染は起きませんが、ヒトスジシマカを介して感染すると、初期症状として高熱や関節の痛み、眼窩の痛みを伴った頭痛や皮膚の紅潮などがあり、全身の痛みと頭痛に次いで数日後から高熱とともに嘔吐や下痢が続きます。発疹のような点状出血が現れたのちに口内や鼻腔の粘膜から出血がみられる事もあります。

重症化すると胸水や腹水が起きることがあり、血圧低下による末梢循環器不全によりショック症状を起こすため、意識障害や癲癇などを起こして生命の危機に陥ることもあります。そして、一度感染して免疫を獲得した場合、他の型のウィルスに感染すると重症化します。

ーデング熱の検疫所での扱いー

帰国の際の検疫、または国内で感染していることが判明した場合は検疫法に基づいて、1類感染症と2類感染症の場合は隔離措置が取られて治療が行われます。その間の治療費は医療保険適応、不足分の入院費や差額ベッドは公費負担になるので医療費の負担は実質ゼロですが、病院内から抜け出すと懲役1年未満などの罰則規定があります。

デング熱の場合は4類感染症に該当するため厚労省への報告義務だけで隔離は行われず、医療費は自己負担になります。検疫所では発熱のみチェックされて、検査の必要があると判断された場合は、検体を地方衛生研究所や国立感染症研究所に送って検査を受けたのち、通常の医療機関で治療を受けることになります。通常の医療機関で検査を受ける事はできません。

ーデング熱の治療と予防法ー

現在のところ、確立された予防法や治療法はありませんが、フランスがデングワクチンの作成を行ったというニュースもあります。2015年から日本でも実用化されるとのことで、東南アジアやブラジル、中国に渡航する際にはワクチン接種も必要になります。治療としては対症療法に留まり、高熱に対してはアセトアミノフェンの投薬が行われる程度です。2~7日程度の潜伏期間を経て頭痛と酷い関節痛が現れる場合が10%前後で、国内では重症化する患者はそのうちの数%で、致死的な症状に至ったケースは無いようです。

予防法として、ヒトスジシマカに刺されないことが最大の予防になります。虫よけクリームの中でもディートという虫よけ成分を含んだものに最も効果がありますが、即効性があって揮発しやすいため、カプセルでコーティングした徐放性のクリームを皮膚に塗ると8時間以上の効果があると言われています。商品名は「ユッカスキンプロテクター」で、赤ちゃんの肌に使用できるというものです。これからの季節、虫刺されに注意しましょう。感染症はデング熱だけではありません。

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