虫刺され対策は匂いで予防 ~ハチ毒に注意!~ 

musisasare

夏になるとダニや蚊に刺されることが多くなります。近年ではデング熱を媒介するヒトスジシマカや、日本脳炎やフィラリアのアカイエカなどの感染症が気になるところです。気になる時は刺されないための予防策で先手を打ちましょう。蜂に刺された時のアナフィラキシーでも致命的な場合があります。刺された時の対処法など民間療法に頼らない方法をご紹介。

スポンサードリンク



ー刺される前の予防策-

蚊やダニだけではなく、昆虫にも効果がある虫よけ成分として米国陸軍が開発したDEET(ディート)があります。特に蚊やダニに効果が高く、匂いを嫌って近づけないタイプの虫よけで、米国CDC(疾病予防管理センター)や厚生労働省もデング熱対策として効果があるとしています。

蚊は呼気中の二酸化炭素に反応するのではなく、人の匂いに反応して近づいてきます。例え呼吸を止めても人の匂いに誘われて来ます。DEETはその匂いを攪乱させて蚊やダニを寄せ付けないというものです。

揮発性があるので濃度5%では90分しか効果が持続しませんが、カプセルコーティングの徐放性クリームなら濃度が5%のままで効果は8時間持続します。また、6か月以上の乳児の肌に塗ることができるという効果が高くアレルギーなどの副作用も少ないという虫よけがあります。

ー刺されてしまったらー

基本的にアレルギー反応のアナフィラキシーがなければ何もしなくていいのですが、小さい女の子など、痕を残さずに被害を最小限に留めたい場合は、ステロイド(種類は何でも可)と亜鉛華クリームを混ぜて塗ります。その上にポリエチレン以外のラップで巻いて冷やすのがベストと言われています。ポリエチレンは密着性がないのでポリ酢酸ビニルやポリ塩化ビニリデンがお薦めです。これは火傷を負った時の応急処置と同じ方法です。

クリームにキシロカインを適量混ぜると痒みも痛みも簡単に消えるので冷やす必要はありません。いずれもドラッグストアで調達できます。飛ばない昆虫の場合はラップを多めに巻くことで体温がこもるので、昆虫の体温を上回るとその温度で毒が不活性化されます。

ー蜂毒の成分と症状ー

蜂の毒には数種類のタンパク質・アミノ酸分解酵素、ヒスタミン・ドーパミン・セロトニンなどの神経伝達物質を含むもので、痒みや痛みを起こす物質が多く含まれています。タンパク質分解酵素によって組織障害や溶血を起こし、神経毒やアレルゲンを多く含んでいるため、痛みや痒みだけでなくアレルギーによって全身にアナフィラキシーを起こします。

ハチ毒には血圧低下や血管の平滑筋収縮作用などを持つものが含まれて、蜂の種類によって成分が異なります。キイロスズメバチが最も危険で、巣の10メートルの距離に接近するだけで威嚇してきます。威嚇の行動としては、空中で停止する、人の周りを回る、カチカチという威嚇音を出すというのが攻撃される前の行動です。追い払わずに逃げましょう。

ー蜂に刺された時の対処法ー

初めて刺された時は数日で症状は最大になり1週間程度で腫れは治まります。しかし、2回目に刺された時のアレルギー反応は即時型で1回目よりも症状は悪化します。1回目の症状が重かった場合は重症化のリスクが高くなるので要注意です。避けられない場合はアドレナリンの自己注射を準備しておく方がいいでしょう。

アナフィラキシーに陥った場合、頬の紅潮や全身の蕁麻疹が出るので他覚的にも判りやすい症状です。唇や喉、首に血管性浮腫が出ると呼吸困難を起こすので、その場合は命に関わる重症です。ヒスタミンによって血管拡張があるとショック症状だと判断しましょう。

刺された時に出来る対処法としては、毒針(産卵管)を抜くこと。クレジットカードなどの硬いもので横に滑らせて針を取り除いた後は、四肢の場合は末梢血管に向けて絞り出すようにしながら「口腔内に傷や歯茎に異常がなければ」吸い取って吐き出すことを繰り返すと比較的軽症で済むことがあります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサードリンク







関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

お役に立てたらいいね!

ページ上部へ戻る