バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の原因と治療の必要性

isya3

バセドウ病はクレーヴス病ともいわれて、自己抗体によって甲状腺が腫大する自己免疫性疾患です。甲状腺機能が亢進することで弊害が出てくる疾患です。甲状腺機能が亢進すれば、運動をしなくても新陳代謝が増えて痩せると思い込んでいる人に、弊害となる症状についてご紹介。

スポンサードリンク



◇喜べない甲状腺機能亢進

自己免疫性疾患に分類されているバセドウ病は甲状腺機能が亢進する疾患です。甲状腺に対して免疫反応が起きると抗体が甲状腺を刺激した結果、甲状腺ホルモンが異常に分泌されます。

甲状腺機能亢進によって身体機能が活発になり、新陳代謝や脂質代謝が異常な速さで行われるため、通常の食事量でも勝手に痩せます。寝ていても代謝が行われるのでハードな運動をしている状態と似たような代謝が勝手に起こります。原因は不明で20代~30代の女性が多く発症しています。

寝ていても痩せるので減量の意味では便利ですが、筋肉を使わない代謝であるために臓器に負担がかかります。その他にも多くの症状や外見の異常など思いもよらない症状が出てきます。治療も長期化するのでできるだけ早めに治療を受ける方が無難です。単に痩せたいというだけであれば甲状腺ホルモンの補充もありますが、メリットはありません。甲状腺機能が低下した場合にホルモン補充療法が行われます。

◇バセドウ病の症状

ゆっくり進行していくため自覚症状はありませんが、身体症状が出てきて気付くことになります。症状として代表的なものでは、眼球の突出が50%の確率で起こり、甲状腺の腫れと頻脈の3つの症状があれば甲状腺機能亢進症と診断されます。

新陳代謝が異常に高まると、特に心臓の負担が大きくなるにもかかわらず、それに加えて心臓自体の機能が亢進して収縮期血圧の上昇と頻脈が起きます。電解質の補充と排泄が間に合わず、低カリウム血症やそれによる周期性四肢麻痺、疲れによる倦怠感と体のだるさも次第にひどくなります。

安静にしていても動悸と発汗が続き、下痢や微熱などの症状も持続する上に疲労と倦怠感が続くという面倒な症状も出てきます。内分泌系のバランスが大きく崩れるとホルモン分泌の異常によって月経異常や無月経が起きたり、精神状態に影響することもあります。

◇バセドウ病による精神症状

感情のコントロールが出来なくなり、不安や焦燥感は多く見られます。また、音に過敏になったり突然泣き出すといった抑うつ状態に似た症状が出たと思えば、逆に多弁になって動き回ることもあり、躁うつ病と勘違いしやすい症状が出ます。日中は疲れやすくなるため活動性が低下して昼寝をすることが多くなります。

睡眠障害や日中の活動性の低下、一貫した行動ができないなどの不器用さも見られます。集中力の低下だけでなく思考が遅くなるため知能の低下も起きます。物事への関心が薄れて怒りっぽくなることもあります。

精神科を受診しても原因が判明しないことが多いので、首の腫れがあれば内分泌内科、または内科から甲状腺専門の病院への紹介という事も考えられますが、とりあえず最初は内科での検査になると思います。服薬だけで治療を続けるのであれば3年以上の長期間にわたって薬を飲み続けることになるので、手術で早めに腫れを取ってしまうのが手っ取り早い方法です。

◇バセドウ病の原因と特定

バセドウ病の原因としてはHLA遺伝子配列のうちの4種類のHLA遺伝子によるもので、その遺伝子に異常があればバセドウ病の発症リスクが高くなります。バセドウ病の遺伝子を特定できるバイオマーカーを使用して、個々の遺伝子に見合った個別化医療によって改善されていくという予測は立ちますが、具体的な治療法は現行のものになります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサードリンク







関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

お役に立てたらいいね!

ページ上部へ戻る