むずむず足症候群(周期性四肢運動障害)の治療薬 

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寝ようとすると足がむずむずするような感覚があり、最近では睡眠外来でこの病気の患者が増えてきました。子供や妊婦、うつ病や睡眠障害の患者にも起こるようになり、周期性四肢運動と呼ばれて知名度の高い症状になっています。

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◇症状を伝えにくい子どもたち

むずむず足症候群は、周期性四肢運動障害やレストレスレッグス症候群と呼ばれて、眠れないという症状が高い頻度で起きており、かなりの数の人がその症状によって睡眠を邪魔されているようです。症状は人によって異なるので、どの科を受診すればいいのか迷いながら皮膚科や精神科、整形外科で診察を受けているようです。虫が這うような皮膚の違和感であっても、この症状の受診科は精神科・神経科・心療内科が妥当です。

むずむずして足を動かさずにいられない、という症状ですが、統合失調症の薬の副作用に多いアカシジアにも似ています。最近では子供に多く見られるのが特徴で、遺伝的要因によるものが70%以上になるといわれています。

子どもが親に訴える症状として「足の皮膚の感覚の異常」があります。本当は皮膚の感覚は関係ないのですが、子供にとって説明が難しい症状なので、そのような表現になってしまうのでしょう。

◇むずむず足の原因は?

そわそわして足をじっとしていられなくなるアカシジアという症状とむずむず足の原因は同じで、鉄分不足によってドーバミンの伝達に障害があることが明らかになっています。

アカシジアの場合は中枢神経に作用する向精神病薬が影響してドーパミンの受容体が阻害されることで起こる症状で、座った状態や横になった状態が続けられずに、不安感を伴ってイライラしながら歩き回るというものです。慢性化すると相当な精神的苦痛を伴うのが特徴です。

原因となる薬剤として、うつ病、躁病、統合失調症の治療薬、世界的に売上ナンバーワンのエビリファイが代表的な薬で、副作用のアカシジア治療薬にクロナゼパム(ランドセン・リボトリール)とビタミンB6が使われています。

◇両方に共通した治療薬

そのクロナゼパムの適応症を見ていると、レストレスレッグス症候群(むずむず足)が追加されています。レム睡眠行動障害(徘徊のようなもの)にも効果があるとのこと。ベンゾジアゼピン系の軽い安定剤でもあるクロナゼパムで治るというオチになってしまいました。

むずむず足で正常な睡眠が取れず、精神的に疲れて自傷行為等に至るという話も聞きますが、アカシジアも同様に正常な睡眠とはいえず、精神的な疲れを伴い自傷行為やそれ以上も考えられます。むずむず足とアカシジアのはっきり異なる点が見つからないので、同じ疾患ではないかと思ったりします。

むずむず足の治療法は、鉄分補給と適度な運動、足のマッサージなどと言われていますが、内科の開業医でも処方できるような軽い安定剤で治る可能性は高くなってきました。

ただ、「周期性四肢運動障害は神経疾患や精神疾患による影響がある場合は除外する」という定義があるようです。精神疾患がなくても抗不安剤としてエビリファイを処方することがあるので、今後は紛らわしい展開を見せるのかもしれません。

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