重症熱性血小板減少症症候群(SFTF)の脅威とは?

ウイルス

ウィルスを保有したマダニによって感染する疾患、重症熱性血小板減少症症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome: SFTS)が2009年に中国で発見されて以来、2011年に日本でタイプの異なるウィルス感染者が確認されました。MERSより怖いといわれるこのウィルス感染症ですが、国内ではどこにでも見られるマダニを媒介した感染だけに、致死率30%にのぼる感染症が日本国内では注目されています。

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◇SFTFの主な症状と致死率

2013年1月に感染者が発見されて以来、122人の感染者に対して34名が死亡。四国と中国地方に感染者が多いのが特徴でしたが、実は全国に分布しているという報告がありました。1週間から2週間の潜伏期間を経て発熱や下痢、食欲低下、嘔吐、下痢、血小板減少、白血球の急激な減少により、リンパ節の腫脹、呼吸器症状、出血症状、神経症状、筋肉痛などが出てきます。感染症法に基づいて、4類感染症に指定されています。

MERSやSFTFの発見以来ずいぶん年月が経過しているにも関わらず、ワクチンや抗ウィルス剤はまだ開発されていないと言われています。ウィルスは細胞膜を持たずタンパク質の膜の中にシンプルなRNAが入っているだけの存在であるため、抗生物質に効果はありません。なんと、塩基配列がたったの7個です。

発生時期としては4月から8月にかけて感染者が増えていますが、毎年増加しているのが気になるところです。しかし、このSFTFウィルスは以前から日本に存在したもので、遺伝子解析の進歩によって発見される確率が増えただけと想像できます。

◇ところで、どこが脅威?

冷静になって考えると、それほど大きく取り上げる感染症でもなかったようです。MERSより怖いといっても、MERS自体が何の脅威でもないので、どんぐりの背比べというものでしょうか。要するに話題性の問題だけです。平和で安全な島国から見守っている感じもあります。

よく調べてみると、今ではSFTFなどと省略して病名をつけていますが、昔から全国にある病気のようです。ただ、ウィルスだけに免疫力が低下している人は気を付けましょう。という程度かもしれません。

40人が感染して13人がお亡くなりになれば、致死率30%という高さになってしまいますが、感染者の総数は把握されていません。軽症で済めば病院にもいきません。以前は感染症扱いではなかったのだから、病院に行ったところで厚労省に定点報告する医療機関がなかったことだし、報告義務もありません。ということで、実際は数万人か数十万人単位で感染していたかもしれません。

そうなると13人の方が亡くなって治療法がない、ということになれば難病扱いです。パンデミック(大流行)じゃなくて滅多に感染症を起こす事のない難病かもしれません。

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