書痙(しょけい)のイライラした苦痛  | 家庭医学の知識大百科「ヘルスカレッジ」~家族を大病から守るためのサイト~

書痙(しょけい)のイライラした苦痛 

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文字を書き続くことが難しくなる障害で、文字を書こうとするときや書いている時に手の震えを感じて書くことが出来なくなります。文字を書くことを職業にしている人が発病することが多く職業病の一つといわれています。

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◇書痙の症状に悩む人たち

文筆業や教師をはじめとして、行政書士や記者、書道家などの職業を持っている者から、受験生に至るまで、文字を書こうとしても書けなくなる状態になります。また、文字を書き始めても手が震えて腕を抑えないと書くことが出来なくなることもあり、書き始める事さえ出来ないといった状態に陥ることがあります。文字を書こうとして数十分後に何とか一文字書くことができるという人がいれば、全く書けないという人もいます。

周りに人がいれば対人恐怖や不安で片づけられるものですが、一人の時でも同じ症状が出る事があります。そこで当人は悩むのです。解決策として「文字が書けないのなら、PCのキーボードを使えばいい」と思い、使ってみると打つことが出来ます。しかし、特定のキーだけ使うことが出来ないという不便が出てきます。

◇書痙の原因

主にこれらの症状は、指の動きに支障が出るジストニア症候群の一種で、中枢神経系に障害が起きると不随意筋運動が起きる運動障害とも言われています。自分でコントロールができない不随意筋運動なので、治療法がなければ難病扱いに近いようにも思えますが、特定疾患どころか難病にも認定されていません。

一次性ジストニア(原発性)の場合は、原因不明でありながら症状だけは確実にあるというもので、二次性は遺伝的疾患が原因になるともいわれていますが、心因性の場合はどちらにも含まれません。

症状が起きる場所によって、局所性、全身性、片側性などに分類されます。一般に一次性のほとんどは局所性であって、起きやすい場所として、目や顎、書痙、発音障害があります。

原因は人によって異なりますが、極度の緊張であったり、ジストニアや本態性振戦などがあります。通常は不安が原因であれば安定剤で治るものですが、ジストニアは治療をあきらめる人がいるほどの精神的苦痛が伴うものです。病院によってはあきらめるしかない。というのが現状です。

◇書痙の治療法

内服薬としては以前から抗不安剤が用いられてきました。他にもパーキンソンの薬であったり、抗コリン剤が使われたりしましたが、どれもほとんど効果が期待できないものです。

近年ではボツリヌス毒素(ボトックス)が使われて、痙攣が起きている場所に注射をすることで、筋肉の動きを止めて筋肉を弛緩させるというもの。保健適応の治療法で効果はあるものの、高額なので10代の受験生などには受けにくい治療法です。効果は1週間以内に出現して4か月以内には症状が軽快します。

神経ブロックでは筋肉を麻痺させて不随意運動の抑制効果を期待する治療法で、アルコールブロックで神経を半永久的に破壊するという治療もおこなわれます。これで不随意運動が治まるからといって、心因性の書痙に効果があるかどうかは疑問です。

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