糖尿病の初期症状と発病の男女比率

tounyou

糖尿病の初期症状は膵臓からのインスリン分泌不足によって血糖値が上がることであり、血糖値上昇だけでは自覚症状はほとんどありません。糖尿病を発症しても何年もの間、気付かないまま糖尿病が悪化していくというケースが多くなっています。

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ーなんとなく初期症状ー

2型糖尿病は遺伝的体質と生活習慣が原因になって、自覚症状もなくゆっくり進行していきます。そのため定期検診は必要なのですが、糖尿病という自覚がないため、病院に行く必要性など感じるわけもありません。

血糖値が上がりすぎて糖尿病寸前となると、何となく違和感を感じることがありますが、その一つに頻尿があります。血糖値上昇に伴って血液中のブドウ糖を排泄する必要が出てくるために腎臓が水分とともに流そうとする機序によるものです。それによって血糖値が下がることになります。無理に水分を出すことによって喉の渇きも起きます。

次は血糖値が下がることで甘い飲み物を飲みたくなりますが、インスリンの分泌が減るために再び高血糖になり、排出を繰り返すという悪循環に陥ります。インスリン不足によりブドウ糖がカロリーとして使われることがなく排出されると、痩せる一方となります。エネルギー不足に陥って疲れやすさも出てきます。

ーもう少し自覚症状が増えてくるとー

免疫力低下に伴って合併症として出てくる症状が初期症状で、目のかすみ、視力低下、頻尿、足のしびれ、食べても痩せる、などの症状が出てくれば、さすがに「何かおかしいぞ。」と自覚することになります。視力の低下や視野の欠損などがあれば、眼科に行く人もいるでしょう。

そして眼底検査で動脈硬化が判明したのちに糖尿病の合併症が起きていると告げられることになります。病院で検査を受けると、糖尿病の悪化は10年以上進んでいるという診断を受けたり、「合併症も悪化し始めていますよ。」と突然の病名告知を受けます。そして糖尿病の治療が本格的になってきます。

ー糖尿病患者の男女比ー

糖尿病患者の男女比では男性のほうが多いという統計結果もありますが、女性の場合は更年期のエストロゲンの濃度低下で糖尿病を発病することから、全年齢層でみるとあまり大差がないようです。男性ホルモンの減少により糖尿病の発病率が結えるので、男性も女性もホルモンの分泌が関係しているようです。

また、糖尿病から脳卒中を起こすリスクは女性の方が人口比並に高いようです。痛風も糖尿病の危険因子になり、女性にリスクが多うという統計結果があります。結局、男女比では大差がないという結論で終わりそうです。発病時期に関しては女性は更年期に多く、閉経を迎えるとプロゲステロンの急な増加により発病リスクが高まります。男性はエストロゲンの減少が緩やかなので急激に糖尿病の患者が増えるわけではありません。

男女比では年齢や性差ではトータルして考えると、それほどはっきりした差があるようには見えません。

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