ドライアイとPCモニターのブルーライトに注意! | 家庭医学の知識大百科「ヘルスカレッジ」~家族を大病から守るためのサイト~

ドライアイとPCモニターのブルーライトに注意!

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ドライアイは角膜や結膜の表面が乾燥することで起きる眼疾患のことです。涙の層は油層と水層・粘液層を構成して油層が水分の蒸発を防いでいますが、その成分や涙腺に異常をきたしたときにドライアイが起こります。これを放置して慢性化すると炎症性疾患や感染症を起こしやすくなります。

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◇ドライアイの原因と症状

冷暖房によって部屋が乾燥した時などの外的要因によって、涙液の蒸発によって一時的に起こります。それに加えてPCなどで長時間モニターを凝視することがあれば、まばたきの回数も減ってドライアイを悪化させやすくなります。コンタクトレンズの使用によって眼の表面から蒸発しやすい状態になるので視野が白くなった経験もあると思います。

薬品の副作用として、スティーブン・ジョンソン症候群というものがありますが、別名皮膚粘膜眼症候群ともいわれて、粘液の分泌低下によって眼の粘液層を失った結果、眼や皮膚粘膜の壊死を起こすこともあります。マイボーム腺が機能不全に陥ると油層が無くなる事で慢性的なドライアイを起こします。

サルコイドーシスなどの全身性炎症性疾患の場合、ドライアイがあると最初に眼の炎症が起きて、結膜炎や虹彩炎、ぶどう膜炎を起こすと緑内障へと進行していきます。ドライアイで感染症を起こしやすくなり、眼の炎症も簡単に起こるようになります。結膜表面は涙で潤っていると細菌を洗い流す作用があるので、結膜の乾燥が眼の炎症を引き起こして慢性化すると常に感染の危険があります。

冷暖房完備のオフィスでは30%がドライアイだと言われていますが、コンタクトレンズの使用により40%になり、PCのモニターを凝視するVDT作業により、まばたきの回数が減ると水分の蒸発量が増えて更に眼の症状は悪化していきます。VDT作業では眼の疲れやすさや眼の痛み、かすみがある、眩しさを感じる、涙が出ない、視野が白っぽくなるなどの症状が出てきます。

◇ドライアイ防止対策・治療法

VDT作業の場合はモニターだけを凝視することで、瞬きする余裕さえなくなってしまいます。「労働衛生環境管理のガイドライン」によると、以下のように定められたものがあります。

『一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の作業までの間に10分~15分の作業休止時間を設ける。かつ、一連続作業時間内において1~2回程度の小休止を設けること』

治療では涙液の補充と涙液の維持が行われて、塩化ナトリウムと塩化カリウムなどの電解質を含んだ人工涙液の点眼による浸透圧調整によって涙液量の調整を図ります。ヒアルロン酸ナトリウムの点眼は涙液の安定化作用と保湿作用があるのでドライアイを防止できますが、コンタクトレンズ使用時には使いにくいかもしれません。

根本的な治療では、シリコンやコラーゲンで涙腺を一定期間塞ぐ「涙腺プラグ法」が最も有効な治療法で、劇的にドライアイが解消されて再発することもなくなります。

VDT作業ではブルーライトが問題になっています。最も波長が短いブルーライトのエネルギーは大きく、可視光線の青色だけでなく有害な紫外線を含んでいるため、眼に最も悪影響を与えます。特にPCの液晶モニターは400nm~470nmの青色と紫外線が多いので、眼には危険と言われています。最もブルーライトが多いのはPCの約2倍に及ぶスマホで、全く影響がないのがブラウン管テレビです。

ブルーライトを抑えるフィルターをモニターに貼る事も欠かせませんが、その場合でも凝視による眼の乾燥は避けられないので意識的なまばたきと涙液補充と小休止は必要になります。

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