糖尿病の原因と酒や食生活・子供の血糖値自己管理

tounyoutabemono

血糖値が高くなった場合に引き起こす症状が糖尿病で、膵臓のβ細胞がウィルス感染により委縮・破壊されることが原因で発症します。1型糖尿病ではインスリンが分泌されなくなるため、インスリンを携帯して自己注射やパッチなどで補充しながら生活することになります。

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ー子供の1型糖尿病の困難な血糖値管理ー

子供の糖尿病の多くは1型糖尿病であるため、インスリンの補充療法が必要です。食生活、運動量、生活習慣に合わせたインスリンの補充が必要になり、学校生活や日常生活にもインスリンの補充による血糖値コントロールが常に必要であるため、各種の制約が出てきます。自己注射ができる子供でも、血糖値が上がった状態では食事を抜く必要もあり、微妙な血糖値コントロールを自分ですることが難しいため自己管理ができない場合もでてきます。

大人なら簡単に気付く低血糖の症状でも、子供は頭に違和感があってもそれを訴えることが少なく、それが低血糖の症状と気付かずに放置する傾向にあるようです。その結果、認知障害を招いてしまいます。インスリンを補充しながら高血糖になった場合でも脳の代謝不足が起きるので、低くても高くても危険だということになります。

ー子供の2型糖尿病の血糖値管理ー

生活習慣が原因で起きる2型糖尿病も子供に増えていますが、年齢に関係なく、1型糖尿病よりも血糖値管理は簡単になっています。新薬の「ビクトーザ」を1日1回皮下注射するだけで低血糖を起こしにくくなり、食事にそれほど神経質になる必要もなく、肥満になることも少ないという薬ですが、膵臓のβ細胞が残っている場合に使用が限定されています。

※京都大学医学部付属病院では最も難しい膵臓移植を何例も成功させているため、生死がかかっている場合は膵臓病・膵臓がんの場合は、今のところ国内最先端の技術を誇る(京都大学肝胆膵・移植外科/小児外科)があります。個人的な考えですが、病院の選択次第で生存率や予後が変わってきます。初期症状の子供に対しても外来でホルモン補充療法などの指導を行っています。すい臓がんなど、後がない場合でも最終手段としてお薦めできる病院です。また、京大病院iPS細胞研究所での、iPS細胞やES細胞での膵臓β細胞の再生医療の可能性にも期待できそうです。

インスリン補充療法を前提の場合、食生活や食事療法、食事制限に関しては、インターネットから得る中途半端な知識よりも、病院で指導を受けることをお薦めします。自己判断や民間療法は危険です。

ー糖尿病と肝機能障害ー

肝機能が低下すると血糖値を維持することが難しくなります。肝臓は血液中に過剰にあるブドウ糖を代謝してグリコーゲンとして蓄えます。血糖値が低いときはブドウ糖を放出しているので、結果的に血糖値をコントロールしているように見えます。

しかし、実際はインスリンの濃度に反応してブドウ糖の放出や蓄積を行っているため、血糖値には反応していません。インスリン濃度に反応しているため、インスリン濃度が下がった時に血糖値が下がったと判断してブドウ糖を放出します。そして、アルコールや食生活などによって肝臓に負担をかけると肝機能が低下するため、血糖値のコントロールも行われなくなり、次に膵臓に負担をかけることになり膵臓の機能も低下して悪循環をもたらします。

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