乳幼児に多い細気管支炎の危険性と、「小児科あるある」

akatya

特に乳幼児に多くなっていますが、小児初期に起きる症状で、気管支喘息のようなぜーぜーという喘鳴音が聞かれるので喘息と勘違いしやすく、小児科でも勘違いされやすい気管支炎です。このウィルス性の細気管支炎は乳幼児の場合は悪化しやすく入院の必要も考えられます。日中であれば呼吸器科を受診しましょう。

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◇肺炎より危険な細気管支炎

細気管支炎とは主に6か月未満の乳児に多く見られ、18か月以下でも起こることのあるウィルス性・細菌性の感染症です。呼吸音は喘息に似ているので勘違いされることも多いようです。主にRSウィルスなどの風邪のウィルスが原因になりますが、咳や鼻水・鼻詰まりなどの症状から始まって、次に呼吸器の症状が出てきます。咳が次第にひどくなって喘息のようなぜいぜいという苦しそうな呼吸をするようになります。

細気管支で感染を起こすと痰が詰まりやすくなるので、呼吸困難になりやすく危険です。症状が悪化すると酸素吸入が必要になったり、危険な状態になりやすいので入院治療になります。「熱が続くけど病院に連れていく方がいいのかどうか?」などと、様子を見ている余裕はあまりありません。

「2日前に小児科で診てもらったから大丈夫だろう」と思い、解熱剤を使うと一時的に熱は下がりますが、再び高熱が出るというのが細気管支を含めた気管支炎や肺炎の症状です。呼吸が苦しい時は、意思表示の出来ない乳幼児は胸とお腹を使って呼吸をしようとします。それに加えて細気管支の狭さが影響して咳がひどくなります。

◇困ったことに「小児科あるある」

ウィルス感染が原因なので、高熱が続くのがいつもの風邪と違うところです。基本的に高熱が4日続くと肺炎の可能性があります。子供によくあるのが高熱が出ても意外と元気なところで、最初は気付きにくいものです。高熱に気付いて小児科に連れていくと画像診断を行わないで薬だけ出されます。

小児科で小さい子供は嫌がって泣きわめくので、画像診断はあまり行われません。脳神経外科であれば泣き叫ぼうとネットで押さえつけて撮影しますが、小児科では医師の推測で済むのが問題です。発熱があって呼吸が苦しそうであれば気管支や肺の炎症を疑って、本来はレントゲンを撮る必要があります。

しかも近年では抗生物質を処方しない傾向にあるのが困ったもので、明らかな呼吸器疾患と診断しない場合は風邪と診断されて、咳止めや去痰剤と解熱剤が処方される程度です。熱が下がらないので不思議に思って、もう一度小児科に連れて行こうとすると休診だったり土曜日だったりするものです。最初に小児科に連れて行ったときは元気だったのに、というパターンもありますね。小児科あるあるみたいな現象は多いのです。

激しい咳が続いて月曜日まで待ちきれずに救急病院に連れていくと、ウィルス性の細気管支炎が急に悪化して危険な4日目を過ぎていることもよくあることです。

小児科に緊急入院になると、他の病院に行きたくても、その救急病院で入院手続きを行うことになります。細気管支炎が悪化して呼吸困難の状態だから病院側としても帰すことはできません。酸素マスクをつけても次第に元気がなくなって意識が遠のいていった場合は、設備の整った環境のいい病院に転院させましょう。環境が変われば1日で元気になったりするのも子供の不思議なところです。

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