夏型過敏性肺炎の原因と症状 ~慢性化によるCOPDに注意~

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自宅にいると、のど風邪のような症状が出る事があります。風邪と思って油断していると肺炎を起こしたりします。しかし、外出すると治り、帰宅すると悪化ということを繰り返して、自宅では呼吸困難に陥るので戻れない、という状態が夏になると発生することがあります。

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◇夏型過敏性肺炎の原因と症状

夏型過敏性肺炎という妙な病名ですが、トリコスポロンという真菌が原因のアレルギー反応によって、のど風邪のような乾いた咳が続くという症状から次第に悪化していきます。この聞いたこともないようなトリコスポロンという真菌は、湿度が60%を超えると繁殖を始めて、80%以上になると劇的に増殖します。また、20℃~30℃という気温が最も繁殖に適しています。

エアコンや浴槽、キッチンなどに多く見られるカビですが、湿度と温度の条件が揃う5月~10月の間は要注意です。特にエアコンの風で部屋中に撒き散らすことになるので、エアコンで次第に部屋が乾燥してくるとカビも繁殖できなくなりますが、エアコンは暑い時しかつけないという状態であれば、消している間にあっという間に繁殖します。

衣類を部屋干ししていると更に状況は悪化します。大量のカビによる急性気管支炎では、約5時間後に急性のアレルギーを起こします。過敏性肺炎には数種類のカビが関係していますが、その内の75%はトリコスポロンという真菌が原因になっています。また、カビ自体によるアレルギー反応と、カビが出す胞子が肺胞の中で繁殖する場合があります。

外出すると症状が軽くなりますが、帰宅すると再び咳が始まるという事が続くため、家に原因があるのはいつか気付くものです。しかし、古い家であれば床下や畳や柱や天井などの至る所にカビが繁殖しているので、手に負えない事もあり、家族の症状が重症化すると引っ越しを余儀なくされることもあります。

通常は咳やのど風邪などの軽い症状なので、それを繰り返す程度ですが、カビが抗原になってアレルギー反応を起こして、それが慢性化することがあります。慢性化すると抗原に関係なくアレルギー反応を起こすようになります。これも喘息と勘違いすることが多いようです。

慢性化すると肺胞が線維化して、次第に肺胞が壊死していくと呼吸困難に陥ります。こうなると気付いた時には肺活量も減少しています。最悪の場合は慢性閉塞性肺疾患(COPD)に陥って呼吸機能が低下して生命に危険が及ぶこともあります。

◇過敏性肺炎の治療法

治療法は対症療法として、咳止めや去痰剤、ステロイドの服用や吸引などや抗アレルギー剤の服用もありますが、ステロイドの長期服用によって免疫力の低下が起きるため、逆に炎症を起こしやすくなります。根本的な解決のためには転地療法しかありません。とりあえず乾燥した地方で療養するのが手っ取り早いでしょう。ただし、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合は入院治療が必要です。

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