唾液腺にできる結石、唾石症の原因と治療

kensa

唾石症(だせきしょう)とは、口内の唾液腺に結石が出来る事で、結石が大きくなると唾液の分泌が次第に減少していきます。その結果、食事の時にうまく噛むことができず、舌を噛んだり頬を噛むようになります。

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◇唾石症の原因と症状とは?

唾液が関係する疾患の中でも最も多いのが唾石症というもので、他の部分に出来る結石と成分が違うとはいえ、発生までは同じメカニズムで結石ができます。主に唾液中の炭酸カルシウムが原因となって唾液腺にカルシウムが付着する細菌や何らかの核になるものがあれば、そこにカルシウムが沈着していくと次第に結石が大きくなることがあります。結石ができることで唾液の流れを阻害された結果、症状が出ると唾石症というものになります。

唾液腺は耳下腺・顎下腺・舌下腺・小唾液腺の4カ所にあり、そこでアミラーゼなどの消化酵素を含んだ唾液が作られています。唾液が排出される場所は舌の裏側の1か所です。最も唾石が出来やすい所は顎下腺に多くなっています。小唾液腺に結石が出来ることはほとんどありません。顎下腺の唾液の流れが止まると、舌を噛みやすくなったり頬を噛むようになってきます。

唾石が完全に唾液腺を塞いでしまうと、耳の下の耳下腺から痛みを感じるようになり、食事の度に唾液の分泌が増えると唾液腺が痛みますが、食後は痛みが引きます。それを繰り返すうちに唾液腺に細菌が入り込んで炎症を起こすと、唾液の排出管の周囲の粘膜が腫れて赤くなり膿が出てきます。

通常は唾液腺をマッサージしながら酸っぱいものを食べると、唾石はいつの間にか勝手に出てくるものです。小さいものであれば気付かない間に消えていることがほとんどのケースです。中には4センチの大きさになるまで舌下で唾石を育てた人もいるようですが、さすがに膿が出るようになると感染が広がっていくので取り除く必要があります。

◇唾石症の治療と診療科

唾石を取り除く診療科は、歯科・口腔外科、または耳鼻咽喉科でも可能な場合があります。簡単な手術になるので歯科では難しいかもしれません。唾石が排出管の近くにあれば歯科でも簡単に取れますが、排出管の近くであれば舌で触れると感覚的に分かるので、マッサージをしながら自分で取り出すことができます。また、口内に詰まっていれば切開をして唾石だけを取り出すことができます。

一般的に唾石の数は一つですが、どこに詰まっているか判らないこともあります。その場合はCTやレントゲンを使って検査をしたのちに口腔内の粘膜を切開して取り出すのが大半です。リン酸カルシウムが唾石の成分になっていればレントゲンには写らないので、CTでなければ見つけることは難しくなります。

口腔外科であれば、皮膚から切開を行って唾液腺自体を取り出すことになります。この場合は全身麻酔を行うので4日~7日程度の入院が必要になります。手術を避けたい場合であれば、詰まっている場所によっては唾液管内視鏡を使って取り出すことも可能ですが、やはり痛みを伴うので全身麻酔になり、唾液腺の摘出を免れることができます。

他の手段として、体外衝撃波結石破砕術を行うと通院治療で済みますが、確実に取れるという保証がないので判断が難しいかもしれません。取れなければ最後は切開することになります。

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