生活習慣病が原因の現代病、歯周炎(歯槽膿漏)

haisya

現在では生活習慣病の一つになっている歯周炎は歯槽膿漏ともいわれ、成人ではほとんどの人に歯周炎の兆候があると言われています。原因となる因子は多く、歯周炎が全身の健康状態を反映しているという説が浮上しています。

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◇生活習慣病としての歯周炎

歯周炎(歯周病)とは、歯周ポケットに溜まったプラークが原因となるもので、思春期から始まり加齢に伴って歯茎が痩せていく症状や疾患のことです。最初はプラークや歯石が原因になって歯肉が減少していくと、歯根が次第にむき出しになっていきます。

歯を支えている歯槽骨というものがあり、その周りを歯肉で覆われているのが通常ですが、歯肉が減っていくと歯がぐらついて、歯茎が化膿したり腫れたりといった症状が出てきます。そして、最終的に歯根から歯が抜け落ちます。

歯肉が減って歯茎が腫れて歯が抜け落ちるという過程に、生活習慣病が影響しているということで色々な因子が関わっていると考えられています。歯科領域での因子としては、歯の状態や歯列、歯磨きが正しく行われているかどうか、虫歯の修復痕の問題、唾液の分泌量なども歯周炎に関係してきます。

◇歯周炎に悪影響のある全身的な因子

全身性の因子としては、全身の健康状態に関係するビタミンB・ビタミンC・ビタミンD・ビタミンEの欠乏などが細胞膜や細胞質の老化に関係するもので、他に内分泌系の異常として糖尿病などの代謝異常、医薬品による影響なども関わってきます。

最も影響が大きいものとして生活習慣病の原因でもある、喫煙や飲酒、食習慣、ストレスなどが免疫力に悪影響を及ぼすもので、歯肉の炎症や感染などに反映されます。骨粗しょう症やビタミンDの不足も歯槽骨が減る原因になります。歯槽骨が残っていれば、再生歯を使うことも可能です。土台の骨(歯槽骨)が残っていない場合は顎の骨からの再生になるので時間がかかります。

アルコールが口内を殺菌するから飲酒が口内環境にいいと思うかもしれませんが、アルコール飲料のpHは3~5.5の間です。白ワインはpH3.0前後、ビールpH4.0、ウィスキーpH4.5、ウィスキーの水割りpH5.5で、全て酸性なので酸齲蝕(さんうしょく)を起こす原因になります。

というわけで、現代人の生活習慣の全てが歯に良くないということになっています。ストレスのない生活環境があるのかと疑問に思ったりしますが、ストレスをストレスと感じないような精神的にも健康的な生活、ということなのでしょう。

◇歯周炎の予防と治療

歯周炎の初期症状としては歯茎からの出血で、適切な治療を受ける事で悪化を防ぐことができます。歯周ポケットが出来ると歯と歯肉の間に口内細菌や虫歯菌と呼ばれるものが入り込むと、白血球の中の免疫細胞が集まってきます。そして歯茎の炎症による腫れとともに免疫細胞の刺激で毛細血管の充血で歯茎が赤くなり、軽い刺激でも出血を起こしやすくなります。

プラークコントロールや歯石の除去に加えて、歯茎のマッサージによる歯肉炎の防止などがありますが、悪化しすぎると元の歯肉の状態を期待できなくなります。そこで歯肉を移植するという方法があります。外科手術になりますが、これはわりと広く行われているので安心できるかと思います。

歯がぐらついていれば、歯科での治療によってぐらつきを抑えることが可能になっています。噛み合わせの悪さ(咬合不良)を改善して歯並びを整えることや、智歯(親知らず)の抜歯などで隣の歯の影響を抑える事も必要になってきます。

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