乳幼児から子供の睡眠障害、夜泣きから分離不安、夜驚症、夢遊症まで

赤ちゃん

睡眠時随伴症としての夜驚症(やきょうしょう)では、睡眠中の子供が叫び声をあげて起き上がって歩き回ったりすることもありますが、話しかけても反応は無く翌朝になっても記憶に残っていません。小児の一過性の睡眠障害で、時間の経過とともに自然に治っていくものです。

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◇夜泣きと分離不安による睡眠障害

育児の経験がある母親であれば経験的に分かっているかと思いますが、夜泣きは乳児期にみられるもので、病気ではありません。夜泣きは生後6か月~8か月前後に多く、ほとんどの乳児に起きるもので母親へのメッセージが多いと言われています。通常は母親が安心させれば治まってくるものです。数か月ほど続くこともありますが、発達の段階で一般的に見られるもので睡眠障害とは関係なく治療の必要はありません。

次いで、生後8か月後~1歳半までには、目覚めた時にいつも近くにいるはずの母親がいなくなると、分離不安から泣き出す事があります。父親が目の前にいてもほとんど関係ありません。この時期こそ「いないいないばあ」を繰り返すべきです。近距離から始めて次第に母親が現れる時間を長くしていきます。そして家の中のどこかに母親がいるということを学習すると子供は安心するものです。そのうち、安心して眠るようになってきます。ちょっとした睡眠障害と言えるので直しておく方がいいでしょう。

◇夜驚症と夢遊症の原因など

そして、その後2歳~3歳になって夜驚症や夢遊症が始まることがあります。夜驚症は不安によって目覚めるというものの、眠りについた45分後の最も深いノンレム睡眠の時に起こるので、脳は覚醒していません。(小児から成人の場合は金縛りといわれる現象です)

大きな叫び声を上げながら歩き回ったり走り回ることがあります。またおびえたように泣くこともあります。その時、心拍数と呼吸数の上昇があり、発汗や瞳孔の散大などもありますが、やがて眠りについて落ち着くものです。ノンレム睡眠なので脳の一部だけが覚醒している可能性はあります。

ノンレム睡眠の後は体を休めるための睡眠に移行していくので、その後90分間は夜驚症は起きないはずです。悪夢を見ているわけでもなく、その時に会話を交わしたとしても翌朝は記憶していないものです。頻度としては、一晩に数回同じことを繰り返すことがありますが、6か月前後で次第に減っていくものです。

◇夜驚症や夢遊症の治療

一般的にほとんどの小児の夜驚症や夢遊症は自然に治癒しますが、長引く時や頻度が多いと他の病気も考えられるので治療が必要になることもあります。あまりにも頻度が多くて子供の肉体的にも負担が多いと感じる場合は、医師に相談しましょう。

就寝前に鎮静剤を服用させることもあり得ます。通常は抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の眠気の多いタイプが使われて、市販薬(OTC薬)は使われません。市販の抗ヒスタミン剤は鼻炎薬として、血管収縮剤など不要な成分が含まれているので10歳前後の小児には使えません。

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