酒さ(しゅさ)という、原因・症状・治療法とも不明な炎症性疾患 | 家庭医学の知識大百科「ヘルスカレッジ」~家族を大病から守るためのサイト~

酒さ(しゅさ)という、原因・症状・治療法とも不明な炎症性疾患

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酒さ(しゅさ)とは一言でいうと顔が赤くなる事で、特に鼻の周辺が赤くなることが多くなっています。症状と原因が多いのが問題で、酔った時のように顔が赤くなる症状から便宜上「酒さ」という症候名が付けられています。

◇「酒さ」の原因と症状の多様性

原因不明と言われていますが、具体的な原因らしきものは多数見つかっています。単なる吹き出物や、火照りに近い毛細血管の拡張、炎症性疾患、ステロイドの過度な使用、またはステロイドの副作用、体質が原因となるもの、ストレス、などによって顔が赤くなる場合が考えられるというものです。

30代~60代の女性に多いと言われたり、20代~50代に多いという説や色々な情報が飛び交っています。更年期障害のホットフラッシュが原因という説もあるようですが、断言できる原因がないというのが現状です。

症状は頬や鼻の周りが赤くなることで、主に毛細血管の拡張に伴った火照りのような症状が多く見られます。進行するとニキビのような丘疹ができて、第二度酒さと呼ばれます。皮脂の多い部分の鼻の周囲が悪化しやすくなっており、膿瘍をともなって盛り上がりを見せる場合は第三度酒さと呼ばれて、その程度は三段階に分類されています。

顔に現れる炎症性の疾患とはいえ、最も目立つ場所が真っ赤になって膨らみも出てきます。血管拡張による「りんごのほっぺ」とは程遠く、間違っても可愛いと思えるものではないため、女性だけでなく男性も周りの目が気になるものです。

◇酒さの対症療法的な治療法

症状と原因の多さから、その治療法も多彩です。これほど適当な疾患名があるのかと思うほど、症状とその原因に応じた治療法が存在しています。そのため、治療は単なる対症療法に過ぎないものが多く、根本的な治療が行われないのが現状で、皮膚科ではその時の症状に合わせた一時的な治療が行われているため、患者の悩みは解消されないままというケースが増えています。

セルフケアのポイントなどと称して多くの注意点が指摘されることもありますが、あまり意味がないように思えます。香辛料を摂らない、アルコールを控える、ストレスや気温の変化に注意、などと書かれていることもあります。これは顔の皮膚だけに起きる炎症性疾患なので、少なくともアルコールや刺激物、気温の変化は関係ありません。

◇原因不明の疾患に特効薬?

治療としては「入院してテトラサイクリン系抗菌剤の内服」などという説もあるようです。感染症でもないのにテトラサイクリン系抗生物質を使って何の効果があるのか知りませんが、そんな中、酒さ治療薬として特許を取得したものまで登場! 何かと思えば乳酸菌のフェーカリス菌です。

そのままでは特許を取れないので、ちょこっと加工して「酒さ特効サプリ」として販売を始めているようです。自社だけで製造しているので特許を取得する意味はないのですが、サプリとして販売を行っています。腸内細菌叢を正常にしてアレルギー反応を減らすというものです。

「酒さは顔ダニが原因です。この石けんで皮膚の常在菌バランスを正常に!ダニとは上手く共存しましょう」とか、「発酵美容液で顔ダニの酒さ対策(効果がなければ30日間返金保証)」などと、酒さ治療も混沌としてきました。便乗商法から悪徳商法まで「酒さ」にたかっているようです。

◇キリがなさそうなので。

個人的な考えですが、モイストヒーリングで治りそうですよ。

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