1型糖尿病の原因と対症療法

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1型糖尿病の場合はインスリンの産生が行われないため、対症療法としてインスリンの皮下注射によって血糖値の調整を行っていくしかないという現状があります。血糖値の管理も大変であり、インスリンの注射を打ちながら食事を減らしたり全く食事を摂らないという方法などで対処するしかないという難しさもあり、子供に自己管理ができるのかという問題も残されているようです。

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「1型糖尿病の原因特定」

1型糖尿病は、原因としてはっきり定義されたものがないため予防法も確立されていません。原因の一つとして自己免疫疾患があるともいわれ、膵臓の何らかの疾患により膵臓のインスリン産生細胞が壊れていくため、インスリンの血中濃度が上がりません。そのためブドウ糖の代謝が行われず、血糖値が上がるということになります。

自己免疫性の遺伝性疾患ということはある程度判明しており、小児期の免疫力が低い時期にウィルス感染することにより1型糖尿病の発症リスクが高まることもあるため、「若年性糖尿病」と言われていた時期もありますが、年齢とは関係ないという説もあるため、現在ではすべての年齢で発症する確率があります。

といっても、免疫疾患自体に不透明な部分があるため、原因は相変わらず不明ということになります。1型は小児期から思春期に多いと言われていますが、20歳以上と20歳以下の発症数を比較した場合、どちらも同程度だという統計結果もあるため、全年齢でみると20歳未満の発症率が少し多めだと言えます。また、1型糖尿病は生活習慣病の、高血圧、高コレステロール、肥満が関係しないため、子供に少ないとも言い切れない部分もあります。断言できる部分が少ないのが1型糖尿病で、原因も予防法も発症予測も難しいとされています。

「遺伝子レベルなら特定可能」

ただ、遺伝子レベルでは、遺伝的要因を含めて考えると、感受性遺伝子と自己抗原が関係して自己免疫性のインスリン産生細胞破壊を引き起こすため90%の確率で1型と特徴づけることができます。他にも1型特定のためのスクリーニング方法もありますが、予防や治療法として確立されたものがないため、スクリーニングによる特定は無意味であり、あまり行われないのが現状です。

「血糖値の自己管理とインスリンの自己注射に頼るしかない現状」

インスリンの産生能力が落ちているため、1型糖尿病の場合はすべての患者においてインスリンの注射が必要になります。予備も含めて常に所持しておいかなければいけません。インスリンの注射による対症療法が主なものになりますが、生活習慣病対策も無駄ではない場合もあるため、食事制限や運動療法(まったく効果がない場合もあります)で血糖値を最小限に留める必要があります。

インスリン製剤として作用時間や作用持続時間の異なるものがあり、皮下注射と静脈注射のタイプがあります。一般的に使用されるものは皮下注射であり、1型の場合は5分で効果を発揮する超即効性の薬剤と平均的な持続時間の薬剤の2種類を混合して使うことになります。

薬剤によって時間差はあるものの、皮下注射の場合は作用時間が最長24時間にわたり同程度の効果が持続します。食事の際には別にインスリン投与が必要となるため、2種類のタイプを所持しなければいけないということですが、自己血糖値測定によって常に自分の血糖値を把握しておく必要も出てきます。

「1型糖尿病が幹細胞移植により完治の可能性」

ES細胞とiPS細胞から膵臓のβ細胞の作製に成功というニュースもあり、1型糖尿病の完治の可能性もある。という朗報もあります。

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