アジソン病(慢性副腎皮質機能低下症) ~検査・診断・治療が難しい疾患~

isyakiiro

検査の困難さから初期段階での確定診断が出来ないため、アジソン病を疑った治療が行われることはありません。時に症状がはっきり出る事もありますが、検査は難しく慢性化するまで判明しにくい病気です。

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◇アジソン病の症状とは

副腎の機能が慢性的に低下していくと、3種類の副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド:コルチゾール・鉱質コルチコイド:アルドステロン・男性化ホルモン:アンドロゲン)の分泌が極端に低下することが原因で、生体に大きな影響が出てきます。副腎の機能が低下すると全ての副腎ホルモンが減少していきます。

アジソン病の一般的な症状は、脱力感、疲労感、めまいが起こりやすくなります。体重減少や脱水症状、筋肉痛や吐き気、下痢などが代表的なもので、ストレスを感じた時などにこのような症状がはっきり現れます。しかし、ストレスがなくなると症状もなくなるので、診断がつかないことが多くなっています。

副腎からホルモンが分泌されなくなると、怪我や病気や疲労、ストレスなどに対処できなくなり、重い合併症を起こします。ステロイドホルモンの減少がインスリンの感受性上昇を招き、インスリンが過剰に作用して低血糖になると生命の危険も伴います。

高アルドステロン症の逆の症状が徐々に表れてくるのが一般的な症状で、ナトリウムを排出してカリウムが溜まってくることで症状が出てきます。

体内の水分調整ができなくなり、低ナトリウム血症と高カリウム血症が起こり、大量に水を飲むようになりますが、それが水中毒と同じように更にナトリウムの濃度を下げることになります。尿量が大量に増えてくると脱水症状を起こして、それによって脳圧があがるとショック状態に陥る事があります。

◇アジソン病の検査と診断

早期発見が難しい病気で、初期では副腎皮質の障害が少なく、進行が遅い場合は自覚症状もありません。そして、生活に支障をきたすほどの症状が出るわけでもなく、軽い症状が出ても稀なアジソン病が疑われることは滅多にありません。仮にアジソン病の疑いがあった場合でも、他の疾患を除外する必要があるため、ホルモン補充などの対症療法が一時的に行われます。

診断のために必要な検査が多く、内分泌系のホルモン血中濃度や尿中に排出されるホルモン量や、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)やACTH刺激試験などにより、脳下垂体や副腎の反応を見て副腎の機能低下の程度を判断します。

自己免疫反応による副腎の障害が原因と言われています。慢性的に副腎皮質の機能が90%以上低下してホルモンの産生が減少することでアジソン病と診断されてホルモンの補充が行われます。

◇アジソン病の自覚と治療法

この診断に至るまでに最悪の結果を招く可能性は高いと思われます。病気が進行していく途中の段階で怪我やストレスなどがあった時に急性の腎不全を起こすこともあります。初期の低血糖や低血圧によるふらつきなどは自覚症状があるものなので、自分で気付くことが可能になります。

治療としては、不足しているステロイドを補充する程度で、それを毎日続けることが大切です。飲み忘れがあると危険な状態に陥ることがあります。

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