肝内胆管がんと悪性度の判定、肝部分切除の難しさ。

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急増中の肝内胆管がんは悪性腫瘍であり、ウィルス性肝炎が合併している場合があります。胆管がんとはいえ肝臓の一部であるため、腹腔鏡下で血管を避けて切除手術を行うという経験を要するものです。

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◇肝内胆管がんの原因

閉塞性慢性胆管炎が原因で肝内胆管がんが起こることがあります。以前はウィルス系肝炎と関係ないとされていましたが、最近になって肝内胆管が肝臓の組織であると判明して、ウィルス性肝炎も原因の一つとして考えられています。しかし、大半は健康な肝臓から発症する原発性肝がんの一因になっています。また、潰瘍性大腸炎があると肝外胆管のリスクを増やす因子になります。

肝内胆管に悪性腫瘍が出来ることで慢性的に胆汁の流れが悪くなってきます。初期では自覚症状がないので、血液検査や画像検査では早期発見が難しいケースもあります。

◇肝内胆管がんの検査

胆道が閉塞を起こすと肝機能の数値異常で判明します。AST、ALP、ALT、LDH、γ-GTPの全てが上昇します。内視鏡を使用して胆管の状態を肉眼で確認することもありますが、胆管が完全に閉塞すると肝内胆管が腫脹するためエコーで確認する事ができます。肝内胆管であれば悪性腫瘍が疑われるため、腫瘍マーカーが使われます。

がん組織の確認に至るまでは、肝生検によって組織検査が行われ、内視鏡で得た胆汁の中にがん細胞の有無を判定するといったことも行われます。生検によってがんの進行度(病期0期~Ⅳ期まで)が判明します。病期により周りの臓器への影響が考えられるので、それによって治療計画が立てられます。

◇肝内胆管がんの症状

通常は食後に胆汁が分泌されて脂肪の消化吸収が行われていますが、次第に病気が進行していくと、胆道が詰まり十二指腸へ胆汁を排出することができなくなります。胆汁が溜まっていくと身体症状として、皮膚や結膜の黄疸が目立ってきます。腹痛や発熱、皮膚の掻痒感なども起きてきます。

がん細胞の転移の形体としては、リンパ管を経由する場合、がん組織が周囲の細胞に広がる場合、血液を介して転移する。などが考えられます。

◇肝内胆管がんの治療

悪性腫瘍と判明すれば、化学療法や放射線療法の手段一般的にスパイラルCTで3D画像を作り、腹腔鏡手術によってがん細胞の切除を行いますが、肝臓内部の場合であれば肝静脈に沿って肝臓の部分切除が行われます。

しかし、腫瘍が肝外胆管に広がると、胆のうの切除まで必要になることがあります。その場合は肝臓に残った胆管と消化管をつなぐ再建手術を行います。

肝外胆管に転移している場合は手術により完全に摘出することができない場合が多く、切除は行われず予後も悪くなります。

とはいえ、進行肝がんの場合は医療の質が影響します。医療機関の違いにより手術が出来る範囲も異なってくるので、腹腔鏡下手術の手術例が多い医療機関の質が高いのは明らかです。特に肝臓は動脈、静脈、肝門脈の血管と胆管が入り組んでいるので、高度進行肝がんの腹腔鏡下手術は特に技術と設備を必要とします。

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