自律神経失調症 ~間違いだらけの対処法~

kazoku

自律神経失調症というと交感神経と副交感神経のアンバランスと表現されますが、そんな面倒なことは考えなくてもバランスは取れるものです。ストレスが原因だと指摘されて「ストレスを減らすと自律神経失調症が治るのではないか」と考えるのも変な話です。

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◇自律神経と体性神経

自律神経に交感神経と副交感神経がありますが、コントロールが難しいのが原因で俗にいうアンバランスが起きます。ヒトには意識的に随意筋を動かす「体性神経」に対して、意識的に制御するのが難しい「自律神経」があります。コントロールする必要がないから自律神経と言われています。

もし、ストレスが原因で自律神経のバランスが悪くなって体調まで悪くなったというのであれば、ストレスを解消しようと思うはずです。しかし、ストレスを排除しようとする行為が最大のストレスなので、それを無くそうとするのではなく、ストレス耐性をつけることが必要です。

◇ストレス耐性をつける

一例として、自律神経失調症のひとつに「めまい」がありますが、めまいをストレスに感じる人もいるはずです。これに対処しようと思っても排除はできないので、自らめまいを起こさせてそれに慣れるという方法もあります。

眼を閉じたまま体を何度か回転させて、停止した瞬間が回転性めまいと同じ状態です。めまいを起こす方法はいろいろありますが、これを毎日続けて慣れてしまうとめまいがストレスに感じなくなります。ストレスに感じるものを排除するのではなく、ストレス耐性をつけるということです。

職場でもストレスに感じていたものに対して、意識的にその状況下でストレスと感じなくなるまで繰り返してみます。耐性が付くだけでなく、自虐的な行為にちょっとした快感を感じたりします。イヤな上司の前をうろつきながら内心「自分の方が優秀じゃないか」と見下げてみる。

◇自律神経を太くする方法

ベンゾジアゼピン系のマイナートランキライザー(軽い安定剤)は自律神経を安定させる効果があって、気持ちが大きくなります。怖いものなしという感じになりますが、ハイではありません。種類が多いので自分に合った薬を見つけるのは少し面倒かもしれませんが、頭の中が一杯になっているときはエリスパンが効果的です。依存性も副作用もありません。

几帳面で真面目なタイプであれば、精神的に影響を受けるというか自爆タイプなので、適当に不真面目に生きてみる。このタイプは神経症に陥りやすく、悪化すると治癒までに時間がかかります。目標を下げて妥協点も下げて楽な生き方をしましょう。

◇副交感神経を優位にする方法

・自律神経訓練法では副交感神経を優位にすることが可能です。交感神経が優位になった末に体調不良が起きて悩んでいるので、副交感神経を優位にする方法を覚えると心身ともに不調は起きません。

これは自律神経訓練法として一般的なものです。

不眠や倦怠感、頭痛、動悸、イライラ、不安感、焦り、感情の起伏など、全てを解消させることができます。自律神経のコントロールではなく副交感神経を優位にする手段の一つなので、脈拍と呼吸数が下がり、倦怠感も無くなります。眠りに入るのも容易になり、痛みの軽減も自分の意思で行えます。

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