接触性皮膚炎(かぶれ)、一次刺激性とアレルギー性の違い

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化学物質過敏症にも似ている接触性皮膚炎は、直接的な皮膚の刺激による刺激性接触皮膚炎と、何かに触れた時のアレルギー反応によるアレルギー性接触皮膚炎に分かれます。接触した部分だけに湿疹の症状が出ます。

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◇接触性皮膚炎の特徴とは?

単に接触するだけで皮膚炎を起こす原因物質として、日常生活の場に増えてきた石油製品や化学物質など生活環境の変化や、微粒子による大気汚染から受ける直接的な刺激の増加などがあります。アレルギー物質の増加も大きな原因で、食生活の変化や人間関係によるストレスが原因になりアレルギー体質も増加していることから、アレルギー性の接触性皮膚炎も増加しています。

症状としては、接触した部分が赤くなる紅斑や丘疹、水疱を生じる皮膚炎などの俗にいう「かぶれ」です。痒みや痛みが出てきますが、接触していた時間や物質によって症状も違ってきます。刺激性の接触性皮膚炎であれば、接触を避けると症状は出ません。局所的な症状であって全身症状が出る事は稀なので、治癒も早いのが特徴です。

生活習慣では肌の洗いすぎが原因となって、皮膚常在菌の減少によるバリア機能の低下にともなう皮膚自体の問題もありますが、モイストヒーリング(皮膚の細菌を減らさない湿潤療法)の考えが浸透していくにつれて、皮膚炎や皮膚アレルギーは今後減少していくのかもしれません。

◇刺激性接触皮膚炎について

毒性のある化学物質などに触れた時に誰にでも起こる皮膚炎です。毒性の大小によって皮膚症状も異なってきます。塗り薬や湿布などの医薬品、洗剤やシャンプー、毛染めなど、直接皮膚を刺激する物質が原因となって起こる皮膚炎です。

抗原抗体反応ではなく、ほとんど全ての人に起きる可能性があるものが原因になっています。これらの原因に過敏になり、全ての化学物質に対して皮膚症状を起こすようになると化学物質過敏症と言われる症状になります。

湿布や塗り薬を使っている時やに日光に当たると、光毒性皮膚炎としてさらに皮膚症状が悪化することがあります。これは紫外線による薬の副作用の一部になり、アレルギー反応ではありません。

紫外線が皮膚に当たると免疫抑制作用があるので、逆にアレルギー性皮膚炎の治療法になっています。これも接触性皮膚炎の一つに含まれています。しかし強い紫外線に当たりすぎると皮膚炎を起こして、日焼けという外傷になります。このように皮膚症状が多すぎて分類も面倒なものになっています。

◇アレルギー性接触皮膚炎について

アンモニアによるおむつかぶれが代表的なアレルギー性接触皮膚炎で、抗原となり得る物質が皮膚に接触した時に湿疹が起こります。人によって特異的に起きたり、接触している場所だけでなく全身性の皮膚症状が出る場合はアレルギー性接触皮膚炎と言われるものです。

常に肌に接触している指輪やネックレスに毒性や刺激のある成分は含まれていないので、金属アレルギーの部類に含まれます。化粧品や外用薬に含まれている亜鉛や歯のかぶせ物など、微量の金属イオンが皮膚下のタンパクと結合して抗原になるので、免疫システムの抗原抗体反応を起こすため金属アレルギーと呼ばれます。

金属でアレルギー反応を起こしやすいものはニッケル、コバルト、クロムなどがあり、身につけるものには含まれていないのが一般的です。金属アレルギーを起こしにくい金属は、金・銀・白金・パラジウム・チタンなど、ほとんどの金属はアレルギー反応を起こしにくいものです。歯科でよく使われる金属では、俗に言う銀歯は金・銀・パラジウムの合金で、インプラントにはチタンなどのアレルギーを起こしにくい金属が使われています。

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