食後低血圧の原因と症状、脳梗塞の関係

byouin2

食後低血圧は食前と比較して20mmHg以上血圧が下がる場合にその可能性があります。特に高齢者や加齢とともに自律神経の調節が上手く行えなくなった場合に起こりやすくなります。起立性低血圧と違い、食後1時間の血圧差で判断します。

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◇食後低血圧の原因と症状

食後は血液が胃や腸に集まるため、脳への血流が減少します。それに対して血管の収縮や心拍数を増加させることによって脳への血流量を維持しています。高齢者の自律神経の衰えによってその機能が正常に働かないと脳に十分な血液が行きわたらなくなり、一過性脳虚血のような症状も出てきます。

特に高齢者の30%に食後低血圧が起きると言われて、めまい、ふらつき、立ちくらみは軽い方ですが、血流量が少なくなった脳の反対側の半身に麻痺が起きやすくなります。これは一過性の脳虚血が原因なので、血圧が元に戻れば麻痺などの症状はなくなります。

低血圧は病気ではないので基準値はありません。急な変動が問題になるので、食後30分~1時間ほどの間は横になって休んでおきましょう。高血圧薬は長時間効果が持続しているので、食後低血圧の自覚がある人は朝食後しばらく様子を見ながら飲む方がいいでしょう。

◇食後低血圧と脳梗塞

普段から低血圧気味であれば、血管のダメージも少ないのでそれほど心配はいりませんが、降圧剤を服用している時に低血圧による虚血があれば脳梗塞を発症することがあります。糖尿病やパーキンソン病の持病がある場合も食後低血圧が起こりやすくなります。

もし、生活習慣病や基礎疾患などが影響して血液の質の悪さから、脳梗塞が起きやすい状態になっていると、食後の降圧剤の飲み過ぎがあったり、食後低血圧が大きく変化する場合などは低血圧でも脳梗塞は起きます。しかし、高血圧に比べると低血圧の脳梗塞や心筋梗塞の頻度が低く、一時的な症状の可能性もありますが油断はできません。

脳梗塞による半身まひが続く時は、2時間以内の脳梗塞急性期治療が必要になります。こういう時はヒトが元々持っている血栓溶解作用のあるプラスミンが作用して血栓を溶かすのですが、ダイレクトにプラスミンを静注して溶かそうとすると逆に出血が起きやすくなります。

◇劇的に血栓を塊を溶かす酵素

そこで、血栓溶解剤t-PA(プラスミノゲン活性化因子)という酵素の静注によって血栓だけに作用させることが可能になりました。高用量の使用が可能になり、劇的に血栓が溶解されて麻痺も治ります。ただ、この注射は医師しか行えないので、救急車内では受けられないという難点があります。現在のところ、国内ではドクターヘリでしか受けられません。

そして救急病院への2時間以内の搬送が必要になります。t-PAの静注開始までは発症から3時間の猶予しかありません。血栓が固まって時間が経過すると、血栓溶解剤を使っても血栓の手前で出血を起こしやすくなります。血栓を劇的に溶かすだけに、脳出血を起こすと劇的に出血が止まらないという当然の現象が起こります。どちらにしても投与してしまえば24時間は出血の危険性があるので経過観察が必要です。

民間療法としてはDHAと青汁が脳梗塞に対して即効性があります。あくまでも民間療法なので、100%の効果は期待できませんが、救急車を待っている間に飲ませるのは無駄ではありません。(ただし、青汁と血栓溶解剤ワルファリンに相互作用あり)

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