リウマチ熱(A型溶連菌感染症)の原因と症状・治療法

byouin2

A型溶連菌の感染症が治った後、または合併症として、心臓や皮膚、神経、関節に炎症が起きた後にリウマチ熱が出ることがあります。5歳~15歳の子供に見られる喉の感染の合併症としての炎症で、のどに溶連菌が感染した後に抗生物質による早期の治療が予後を左右します。これは小児科専門医でなければ診察の難しい病気です。

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◇溶連菌感染後の合併症に注意!

A型溶連菌に対する抗体反応が強すぎると抗体反応が止まらず、正常な関節や心臓、神経などを攻撃する自己免疫反応が稀に起きる事があります。A型溶連菌感染による症状は2日程度で治り感染力が低下しますが、完全な除菌が出来ていないのが原因で抵抗力が減少した家族に感染させることもあります。

感染者本人のリスクとしては糸球体腎炎やリウマチ熱、急性扁桃炎、リウマチ熱などを発症させる原因になります。完全に細菌を無くすために10~14日間の抗生物質の投与を続けると、その後の症状が現れることもなく数多くのリスクを未然に防ぐことができます。

主に食品感染を起こす溶連菌は感染力が強い細菌で、80種類以上の溶連菌が存在するので繰り返し感染することがあります。そのため、症状が治まったからといって治療をやめてしまうと再発や感染の危険が伴います。同居している者の誰か1人でも感染すれば、症状のない家族(同居者)であっても、全てが同時に抗生物質の投与を始めるのが望ましいとされています。

◇リウマチ熱の発症の仕方

溶連菌感染の後に起きるリウマチ熱は慢性関節リウマチとは異なり、感染による炎症反応の後の自己免疫反応です。3歳未満ではリウマチ熱に罹る事はなく、5~15歳に多く見られ、稀に40歳未満の成人でも罹ることがあります。溶連菌の感染症状で喉に症状が出ると、合併症として炎症や自己免疫反応が起きやすくなります。

特にのどの感染による炎症があると抗生物質による治療が必要になります。国内では抗生物質による治療が早期に行われるので、リウマチ熱を起こすことはほんのわずかなケースになっていますが、抗生物質による治療が適切に行われなかった場合は再発する可能性があります。

のどのレンサ球菌感染症が治ってから2~4週間経過すると、リウマチ熱として全身の関節炎が起きることがあります。安静にして抗生物質の服用を続けながら、痛みの程度によって消炎剤やNSAID(非ステロイド性消炎鎮痛剤)が使われて、関節の炎症悪化を防ぐために絶対安静が基本的な治療になります。

◇危険で見落とされやすい症状

リウマチ熱の最悪の状態といえば、リウマチ熱の後、または同時に心臓の弁に炎症が残った場合です。心臓の自覚症状が出ない事があり、数年後に炎症性の心臓弁障害があったと判明することがあります。しかし、心臓単体の病気と判断されることがあるので、過去に「連鎖球菌がのどに感染したことがある」と告げない限り、誤診の可能性があります。

炎症による心臓弁の損傷があった場合、心臓弁の感染症の危険性は一生消えないと言われています。そのため、感染のリスクを避けながら生活していく事になり、簡単な手術であっても事前に抗生物質を飲むということが一生続きます。

他には神経症状として舞踏病などの不随意筋運動(勝手に筋肉が動く)と言う症状が現れることがあり、長い場合は8か月ほど続くとも言われています。

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