冬に流行するロタウイルスとノロウィルス感染症の違い、消毒方法など

ウイルス

主に秋から増え始めて、冬になるとインフルエンザと同時期に流行するウィルス性胃腸炎の原因になるロタウィルスとノロウィルス。感染すると、胃腸炎以外に嘔吐や下痢が起こります。ウィルス感染の場合は突然の嘔吐や下痢から始まるのが特徴的で、症状から判断して感染性胃腸炎の可能性が最も高くなります。

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◇ノロウィルスの特徴と症状

小型球形ウィルス(SRSV)と呼ばれ、数百個程度のウィルスで感染・発症を起こすという感染力の強いものです。潜伏期間も短く増殖が速いため、抗体がウィルスに対抗できないまま増殖していくと、24時間~48時間の間に体内に広がって発症します。ただ、抵抗力や体力があれば感染しても発症しない場合もあり、発症しても軽症で済みます。主に10月から2月にかけて発生頻度が高くなります。

発症すればその日のうちに症状が酷くなり腹痛、吐き気、嘔吐、下痢が続きます。嘔吐は1日に10回を超える事もありますが滅多に重症化することもなく、ほとんどが3日以内には治ります。感染しやすく治りやすい傾向にありますが、大量のウィルスに感染した場合は治癒までに時間がかかることもあり、免疫力が低下している人は治りにくくなります。このウィルスの場合は重症化することがないので、あまり心配する必要はありません。

感染経路としては十分に加熱されていない二枚貝や調理者からの感染、幼児の便の処理などの時に空気感染を起こします。接触感染が主な感染ルートと言われていますが、接触感染する場合、飛沫が空気中を飛んで空気感染を起こすのが一般的です。オムツの処理の際にはマスクを忘れずに。

◇ロタウィルスの特徴と症状

ロタウィルスは乳幼児の感染性胃腸炎の主な原因となるもので、ノロウィルスに比べると長期化、重症化することがあります。感染後の潜伏期間は24~72時間で乳幼児の大半が感染します。乳幼児の場合感染初期に激しい下痢と脱水症状があり、3~8日ほど症状が続きます。神経症状として麻痺や脳炎・脳症を起こして重症化することがあるので要注意です。ロタウィルス感染症が増える時期としては、1月から5月までが特に多くなっています。

小児の重症化を防止するために、ロタウィルスの予防注射を任意で受ける事ができます。(任意なので有料になります)

通常、大人の場合は小児の間に何度も感染していることが多く、ある程度の抗体情報は残っているので、体内でウィルスが増殖することは考えにくいです。ウィルスが付着した食品から感染することが多く、接触感染と経口感染を起こします。幼児の便や嘔吐物から飛沫が飛散する事で空気感染を起こすので注意しましょう。

◇嘔吐物や便の処理後の消毒方法

ウィルスは消毒用アルコールや薬用せっけんで殺菌はできません。通常は塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を使います。ただし、使う場所によって濃度が異なってきます。便や嘔吐物が付着した床や便器などを消毒する時は、500mLの水を入れたペットボトルの中にキャップ2杯分の塩素系漂白剤を混ぜると、0.1%の次亜塩素酸ナトリウムの消毒液ができます。これを雑巾に含ませて拭くとほとんどの細菌やウィルスが死滅します。(真菌が芽胞の状態では殺菌できません)

おもちゃや調理器具などの人が触れる部分は0.02%に薄めて使いましょう。2リットルの水を入れたペットボトルにキャップ2杯の塩素系漂白剤を混ぜると0.02%の次亜塩素酸ナトリウム溶液が出来るので、子供が触って口に入れるようなことがあっても大丈夫です。

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