呼吸器感染症(気道感染)と急性上気道感染症(風邪症候群)

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呼吸器感染症は気道や呼吸器に感染を起こして発熱、咳、痰などの症状が出るもので、鼻から気管支までを気道と呼ぶため、気道感染とも言われます。気道感染はウィルスの空気感染によるものが多く、ウィルスの種類や発熱の程度次第では隔離措置が取られることもあります。

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◇呼吸器(上気道・下気道)の構造

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(Wikipediaより)

鼻腔(中耳・副鼻腔)から肺胞までが気道と呼ばれて、呼吸器感染を起こしやすい場所です。
Upper respiratory tract(上気道)は声帯(Larynx)から上の鼻腔までの間。
Lower respiratory tract(下気道)声帯から下の気管支と肺胞までの間。

気道に感染すれば、発熱、咳、痰などの症状が起きて、気道感染や呼吸器感染症と言われます。
風邪症候群とは急性の上気道炎であり、鼻腔から声帯までの器官に炎症が起きます。
それぞれ、上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎)、下気道炎(気管支炎、肺炎)と呼ばれます。

◇ウィルス感染の場合は隔離策も

世界的に下気道感染症が増加しており、1日あたり9450万人が発病しています。ウィルスの空気感染が最も問題とされて、感染力の強さによって扱いが異なります。日本の税関の検疫所では熱センサーを使って測定しているので、2類感染症でもあるMERS(中東呼吸器症候群)、SARS(重症急性呼吸器症候群)の場合はその場で隔離されます。

その他、中国で流行している鳥インフルエンザ(H7N9)(H5N1)もSARSと同様に2類感染症、その他ジフテリア、結核、急性灰白髄炎も2類感染症に指定されています。発病している可能性があれば、その場で隔離の処理が行われます。(入院費治療費は公費負担) 検疫所に限らず病院でも同じ措置が取られます。結核は結核病棟(病床)になり、2類感染症も隔離されます。

2類は呼吸器症状が出る可能性が高いもので、1類は出血熱や発熱疾患、3類は胃腸感染症が主なものです。

◇確定診断に至るまでの検査

感染症の特定のために、問診、身体所見、レントゲン、心電図、採血、喀痰検査が行われて、主に視診と画像検査によって診断が行われますが、ウィルスの培養によって確定診断になる場合もあります。最近では迅速診断キットが有効であればそれが使われて治療開始になりますが、最終的には培養により確定診断が下されます。

抗菌剤や抗ウィルス薬が有効な菌種やウィルス感染症の場合は薬が使われます。二次感染予防のための抗菌剤が使われることもありますが、効果が無い細菌やウィルスの場合、対症療法に限られます。

◇急性上気道感染症(風邪症候群)とは

鼻や喉から始まる一般的に言われる風邪のことで、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、喉の痛み、咳、痰と微熱の症状が主なものです。原因になるウィルスは、インフルエンザウィルス、ライノウィルス、RSウィルス、アデノウィルス、コロナウィルスが多く、80%~90%を占めています。その他にはマイコプラズマやクラミジア、一部の細菌も含まれます。

空気感染によって鼻腔や気道の粘膜に付着して感染を起こします。仮にインフルエンザウィルスの場合、感染初期ではキットによる検査が陰性の場合もあるので、1日経過して再度検査を行うことになります。

この場合、最初に陰性であっても、予防のためにタミフルやリレンザなどを処方してもらうべきです。幼稚園や学校、会社の感染者数を調べれば明らかに感染していることがわかるはずです。予防目的でも保険適応で処方されます。1日でも早めの服用でウィルスを増殖させずに軽症で済ませるのが得策です。

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