女性の尿障害・尿失禁、(溢流性尿失禁・切迫性尿失禁など)原因と対策 

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腹圧性尿失禁は40歳を過ぎると50%の女性に起きるといわれています。くしゃみや咳をした時や、お腹に力を入れた時に尿意とは関係なく少しの尿漏れを起こすこともあります。男性と違い尿道が短いことは知られていますが、女性は膀胱の下に前立腺がなく排尿筋の緩みも原因となって、油断した時に出るようです。

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◇ちょっと危険な尿失禁

健康な女性でも、腹圧性尿失禁は起こります。男性の尿道が25cmに対して女性は3~4cmであり、男性のように前立腺の圧迫によって膀胱を締めることができません。くしゃみや咳、笑った時、階段の昇り降りなどは危険です。注意しましょう。

排尿筋は膀胱の下のバルブのようなものですが、年を取ると筋力が弱くなってくるだけでなく、妊娠や出産によって、膀胱や子宮を支えている骨盤底筋が緩むことがあります。

便秘や冷え性も原因の一つになり、更年期や減量などによって女性ホルモンが減少すると筋力まで低下するため、骨盤底筋の緩みによって腹圧性尿失禁が起こりやすい条件が重なってきます。お腹を押されると出そうになるというアレです。

◇かなり危険な尿失禁

切迫性失禁の場合は、尿意を感じた時にトイレに駆け込んでも間に合わないというものです。腹圧性失禁に比べると量が多くなります。膀胱内にある膀胱筋が収縮するので排尿筋では抑えられなくなり、骨盤底筋が正常に機能しなくなっています。これで失禁という症状にとっては最悪の条件が揃っています。

切迫性失禁であっても高齢者は特に多く漏れるのですが、我慢しきれなくなって座り込んでしまうと危険です。自我の崩壊を伴って最後まで放出する女性もいます。

腰椎に神経ブロックを行っている時も尿意に鈍感になるので、男女問わずに切迫性失禁は起こりやすくなります。やはりこの時も男性は構造的に有利になっているので、女性に比べると耐えられる時間は少し長めです。

◇次第に悪化する尿失禁

切迫性失禁の段階では薬で治療する事が可能です。抗コリン剤やβ3刺激薬で膀胱の収縮を抑えて尿排出を促進する余計な筋肉の運動をさせないようにします。

そのまま放っておくと、日常生活の何気ない動作でも漏れるようになり、毎日5回以上の尿漏れがあり下着を交換するようになります。さらに悪化すると、リラックスして体を動かしていない時でも漏れてしまうということが起きるようになります。ここまで悪化すると手術を視野に入れて治療を行う必要が出てきます。

◇その他の尿失禁

腰椎や頸椎に異常がある場合や、脳、脊髄の神経に障害があると膀胱の制御が出来なくなります。脳卒中や脳腫脹、認知症やアルツハイマー、パーキンソン病などが原因で、膀胱からの信号を受けても脳で正しいフィードバックができなくなり、尿道を締め付けることが出来なくなるというものです。

男性の前立腺肥大が原因と言われるものに溢流性尿失禁がある、といわれていますが、女性にも前立腺と同じものは付いています。膀胱に尿が大量に溜まって、トイレに行こうと思いながら時期を逃すと少しずつ漏れ出すというものです。トイレに行っても前立腺で塞がっているのでなかなか出ません。男女ともにすべて放出した感覚がないのが特徴です。

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