機能性便秘(弛緩性便秘・痙攣性便秘)の原因と症状

benpi

便秘は原因別に機能性便秘(食生活や生活習慣が原因)と器質的便秘(消化器官の障害が原因)に分類されます。機能性便秘には痙攣性便秘と弛緩性便秘があり、週に2回以下の排便が1か月以上続く慢性便秘の性質を併せ持っています。

スポンサードリンク



◇弛緩性便秘の原因

日本人に最も多く、器質的な障害のない一般的な便秘のことを指します。小腸までは液体に近いですが、大腸を通過する時点で水分が再吸収されて、水分の少ない硬い便になり肛門を塞いでしまうことがあります。

大腸の周囲の筋力低下によって十分な蠕動が行われないため、押し出す力が不足していることが大きな原因になります。筋力の低下によって内臓が全体的に下がってくると、さらに大腸の蠕動運動の低下が起こりやすくなります。

無理なダイエットや絶食によるデトックスなどの時にも起こりやすいものです。極端な食事制限によって大腸を通過する便が少なくなると、水分の吸収率も高くなります。

適切な水分補給を行わない限りこの傾向は続きます。大腸に留まっている時間が長いと大腸で水分の吸収が行われてさらに悪化していくのが、この慢性の弛緩性便秘の特徴です。腹筋の筋力低下だけでなく、食物繊維の不足、ダイエットの際の水分不足などが主な原因になります。

◇弛緩性便秘の症状と治療

トイレにこもって産みの苦しみを味わいながら、苦労して出そうとしても次第に硬さを増してくると完全に詰まって悪玉菌が生成するガスが溜まってお腹が張ってきます。

悪玉菌のウェルシュ菌が増えて硫化水素を発生すると腸管が刺激されるだけでなく、ウェルシュ菌が出す毒素が血管内に入り込むことがあります。腸で発生した硫化水素などの刺激性ガスに長期間さらされていると、大腸がんの原因にもなります。

食物繊維や難消化性デキストリンを適量摂取すると改善しますが、摂り過ぎると消化管を傷つけて再吸収できないものが増えてくるので要注意です。腹筋を鍛えながら毎朝一杯の水を飲むと症状は改善されてきます。

◇痙攣性便秘の原因

ストレスや緊張、生活環境の影響を受けて起こる便秘で、腸の蠕動の制御を行う自律神経の異常によって、収縮運動が必要以上に活発になります。大腸に異常がない心因性の便秘のようなもので、ひたすらに収縮を繰り返すと行ったり戻ったりの繰り返しになるという面倒な便秘です。

硬い便で詰まっているとはいえ、その次に排出されようと待っているのは下痢です。大腸の痙攣では基本的に停滞するものですが、過活動の状態なので消化吸収が間に合わないまま大腸を通過したり詰まったりということを繰り返しています。そして便秘と下痢を繰り返すのが特徴です。

同じような原因で起きる心因性の過敏性大腸炎が痙攣性便秘の原因になる事もあります。トクホでおなじみの難消化性デキストリンを摂り過ぎると、お腹が緩くなるので排泄しやすくなるように思えますが、大腸の過活動をさらに増長させることになるので逆効果になります。

◇痙攣性便秘の症状と治療

痙攣性便秘は男性に多く、激しい腹痛や下痢と便秘を繰り返すので、便秘と思い込んでいたら下痢だったということも考えられます。放屁の際の不測の事故を防止するためにも、自分の腸の状態を注意深く観察・警戒する必要が出てきます。規則正しい毎日の排便と刺激物の摂取を控える、なども有効ですが即効性がないので、消化器内科を受診して薬で治すのが無難かと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサードリンク







関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

お役に立てたらいいね!

ページ上部へ戻る