2015年以降、インフルエンザワクチンは4価に。 | 家庭医学の知識大百科「ヘルスカレッジ」~家族を大病から守るためのサイト~

2015年以降、インフルエンザワクチンは4価に。

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2015年10月中旬に始まったインフルエンザ予防接種は、11月上旬~12月末までに受ける事が望ましいと言われています。抗体が出来るのが1~2週間後なので、効果が出る時期は2~3週間後です。小学生未満に限り2回接種となっていますが、その有効性と安全性は?

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◇4価ワクチンの内容とは?

A型株 Aカリフォルニア/2009(H1N1): Aスイス/2003(H3N2)
B型株 Bプーケット/2013(山形系統): Bテキサス/2013(ビクトリア系統)

以上の4種類のインフルエンザに効果があるといういことです。
感染防止効果と副作用のどちらが大きいか?という問題は残されたままです。

◇今年のワクチンの副反応

ワクチンに含まれるウィルス(抗原)のタンパク質量は上限(240μg)があったため、A型2種、B型1種の計3種にしてA型を優先するということが考えられていましたが、2014年の予防注射法改正案により上限が400μgに引き上げられました。その結果、B型向けのワクチンが1種類増えて、A型2種、B型2種というインフルエンザワクチンが出来上がったというものです。

タンパク質総量の大幅な緩和を行って何とか4価にしたわけです。従来の2倍のウィルスが体内に入ってくるので副反応も多いはずです。臨床試験は2014年に50名の治験対象者に対して行われましたが、比較対象が無いので「単に効果がある」としか発表されていません。副反応・副作用は接種部分の疼痛50%というだけで、効果と副反応が不明のまま製薬会社の大量生産が始まりました。

インフルエンザ不活化ワクチンに含まれる抗原のタンパク質量が増えたということは、副反応も2倍程度のリスクがありますが、発症予防効果が2倍あるとは限りません。

◇今年のワクチンの効果は?

無理に予防注射法を改正してタンパク質の総量を増やして、B型を一つ追加することができましたが、従来の3価ワクチンと比較がされていないので、効果は同等なのか劣るのかまったく不明です。

過去のA型2種とB型1種のワクチンでは、B型は山形系統とビクトリア系統を選択していましたが、3価の選択の余地が無くなり4価に統一されています。だから予想が外れる事が少ない。という結論のようです。

B型の場合、山形系統とビクトリア系統の両方の混合型であればどちらにも効果がありません。B型は免疫獲得の効率が悪いので、不活化ワクチンによる抗原に対して抗体を作る能力が低いということになり、不十分な抗体は逆にインフルエンザの重症化を招きます。

◇インフルエンザワクチンは逆効果?

新型インフルエンザが高齢者に少ないといわれていますが、65歳以上(基礎疾患次第で60歳以上)であれば肺炎球菌ワクチンの予防注射を受けているので、インフルエンザ感染の際の肺炎などへの重症化は防止できます。それなら病院に行く必要もないということで、病院で治療を受けなければ保健所への報告数も減るので、全ての高齢者をサンプルにすることは不可能です。

ワクチン接種により不十分なB型の抗体によってインフルエンザが重症化しないように、ポビドンヨードによるうがいと、消毒用アルコールでの手洗い、次亜塩素酸ソーダ(漂白剤)での屋内の殺菌もお忘れなく。

化学及血清療法研究所による1700万人分のワクチンが、製造過程での手抜き作業により出荷停止となり6000万人分のうち、33%の品不足。11月から始める予定のワクチン接種が開始される目途がつかないという状態が続いています。

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