気付かないうちに全身に骨折も。「4つ目の沈黙の臓器」 | 家庭医学の知識大百科「ヘルスカレッジ」~家族を大病から守るためのサイト~

気付かないうちに全身に骨折も。「4つ目の沈黙の臓器」

kossetu

肝臓、脾臓、腎臓に次ぐ沈黙の臓器。ハードなダイエットによって骨粗鬆症になると、骨の中の空洞が潰れて部分骨折を起こして、定期検診の時に身長が縮んでいることも。男女ともに高齢になると骨粗鬆症が増えてきます。特に女性の更年期に急増するのが特徴で、患者数は全国に1,100万人という数です。

スポンサードリンク



◇なぜ、骨が沈黙の臓器?

全身性の骨粗鬆症とはいっても骨密度の低下に伴って骨の小さな空洞が潰れる程度です。病期の進行に長年かかるもので、自覚症状が出るまでにほとんど痛みが無いのが特徴です。長期間にわたって痛みや日常生活に影響する症状が出なければ「沈黙の臓器」といわれますが、定期検診を受けていないから結果的に沈黙しているわけで、骨密度の検査を受ければ進行度は判明します。

沈黙の臓器というものは自覚症状が無いというだけであって、「定期的な検査を受けましょう」という意味で使われています。って、それくらい分かってますね。

日常生活における軽い負担だけでも骨折する事があります。脊椎以外では沈黙していても脊椎の骨折によって骨が縮むとある程度は神経の圧迫を受けることは避けられず、この場合だけ神経性疼痛を感じます。

とはいえ、寝たきりであれば神経の圧迫はほとんどないので、あまり気付かないかもしれません。日本では寝たきりになる原因として骨折が3番目に多く、脳血管障害、認知症に次いで16%に起きるものが、骨密度が原因で起きる関節疾患で、骨折や転倒が原因になります。

特に更年期障害の場合、女性ホルモンのエストロゲンや男性ホルモンのテストステロンが減少するので、骨の元になる骨芽細胞が減少して骨粗鬆症の原因になります。骨の新陳代謝が行われないために寝たきりになると回復が望めないという状態になります。対策としては不足したホルモンを補充するしかありません。

◇完全に沈黙させる方法

骨芽細胞と破骨細胞の新陳代謝がバランスよく行われていれば治る見込みもあるので、カルシウムとビタミンDを摂って太陽の光を浴びながら散歩するのも必要です。食生活と生活習慣に問題がなければ、加齢はあまり関係ないといえそうです。

41

(BS日テレ「深層ニュース」より)

骨量は20代をピークに50代まで維持します。更年期とほぼ同時期に活量の低下が始まり、極端な減り方をします。若い頃に骨を強くして骨密度を上げていれば、ホルモン補充だけで急激な落ち込みを防ぐことが出来ます。女性の方が骨量が少なく、更年期の影響を受けやすくなっています。

高齢になって身長が5センチ以上縮むと脊椎の骨折が起きています。無症状が多いので気付きにくいものです。また、高齢者は骨折を起こすと寝たきりになる事が多く、寝ている間も小さな骨折を繰り返して悪化します。この場合は手術をしない限り回復は見込めません。

◇連鎖する脊椎の圧迫骨折

後ろに転んだ場合はお尻をつきますが、その時に圧迫骨折と言われる腰椎の骨折が起こります。脊椎の一部がずれると他の脊椎も変形しやすくなります。そして腰椎の中を通っている神経束に接触することになり、足に痛みが出る事が多くなります。腰椎が骨折しても腰が痛むことは極めて稀です。
42
43

(BS日テレ「深層ニュース」より)

腰に違和感があるとか、足に軽い痛みを感じるということが出てきますが、画像診断では腰椎が骨折していることが明らかになったりします。脊椎の骨は海綿骨といわれて、元々弱くなりやすく骨粗鬆症になりやすいものです。上記の画像のように骨粗鬆症の骨はスカスカになって幅も狭くなり、骨と骨の間の軟骨も削れて行きます。骨折をしても治りますが、自宅で寝たきりのままであれば治りにくくなります。手術によって早期に治癒します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサードリンク







関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

お役に立てたらいいね!

ページ上部へ戻る