アスピリン不耐症(アスピリン喘息)の原因物質に注意!

byouin2

アスピリンを含むNSAID(非ステロイド性消炎鎮痛剤)の服用後10分~3時間後に現れる症状で、喘息のような症状やじんましん、喘息、アレルギー性鼻炎などがあり、鼻腔から気管支にかけて症状が出るのが特徴です。稀にアナフィラキシーショックなどのアレルギー症状も起こることがあるので、既往症があれば服薬を避ける必要があります。

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◇アスピリンとアレルギー

アスピリン自体は抗原としてアレルギー反応を起こしませんが、痛みの伝達物質の一つでもあるプロスタグランディンの生成を阻害するときに、アレルギーの原因となるロイコトリエンが産生されることで、上気道の鼻炎から下気道の気管支喘息、皮膚症状ではじんましんなどのアレルギー反応を呈します。

通常のアレルギーのように、IgE抗体を直接的に介するわけではないので、アスピリン過敏症の患者のアレルギー検査を行っても陰性になります。検査では陰性であってもアスピリン服用後の副産物によってアレルギー反応を起こし、症状は酷いものではアナフィラキシーショックを起こす場合もあります。

◇アスピリン不耐症の特徴

アスピリン喘息は小児には少なく、主に20代~50代の女性に多く見られます。服用または飲食後に起きるため、年中季節に関係なく発症したり慢性化することがあります。

アスピリンに特異的に反応して起こるアレルギーとは別の症状で、アスピリンアレルギーと勘違いされやすいので、鎮痛剤服用時の薬剤別症状をメモしておくと便利です。

よくある例として、アスピリンやアスピリンと同様の作用のあるものを服用した場合、慢性鼻炎ののちに気管支喘息を起こす事があります。ロイコトリエン拮抗剤によって喘息症状が軽減すれば、それが喘息の原因と特定できます。

◇アスピリン不耐症の原因

アスピリンを服用した後に気管支喘息やアレルギー性鼻炎が酷くなった場合、または、アスピリンと同様の作用をする薬や、合成着色料、防腐剤、防かび剤、エステルを含む食品などが原因になって同様の症状が出た時はそれらの使用はできません。

アセチルサリチル酸(アスピリン)のサリチル酸が原因になるので、サリチル酸化合物が含まれている果物(イチゴ、キュウリ、トマトなど)で発作が起きる場合があります。

◇アスピリン不耐症の対策

鼻炎が先行して起きるものの、急性の症状ではアナフィラキシーショックが服用2時間以内に起こります。喉頭浮腫が起きると呼吸困難に陥るので、一度発症したことがあればエピネフリンの自己注射器を常に携帯する必要があります。

受診の際はアレルギー検査では判明しないので、「過去に何を服用した時に発作が起きた」。という既往歴の説明をする必要があります。ほとんどが問診で原因が判明しています。また、減感作療法にも効果がないので面倒な症状です。

成人の喘息患者の10%弱がアスピリン喘息といわれているので、自覚があれば血栓が関係する疾患で入院する際にあらかじめ自己申告をすれば、医療過誤の犠牲を自ら防ぐことができます。

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