この時期多い「喘息発作」、新薬と新しい治療法でコントロール

byouin2

秋から冬にかけて持病の喘息発作が増える時期でもあり、治療を受けている患者数は400万人を超えるほどの深刻な問題です。しかし、最近では新薬の登場や新しい治療法によって発作を抑えられることが可能になっています。

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◇気管支喘息発作の症状とは

気管支が狭くなると息苦しくなり、ぜーぜーという喘鳴音や痰の混じった咳などの症状が出てきますが、最も苦しいのが気管支が狭くなったことによる呼吸困難です。息苦しさから呼吸困難を起こす前に喘息の治療を受けながら喘息の症状をコントロールを行う必要があります。喘息の発作が起きた時は病院にも行けないほど体力を失っています。「通院しなさい」という方が無茶かもしれません。

息苦しさを感じたり喘鳴音や息切れ、胸の苦しさで横になって眠れない。1週間で3回以上ステロイドを使用した。などがあればコントロールができていないので、治療について担当医に相談するか、入院治療を行ってコントロールの仕方を把握するのがいいかもしれません。

◇あまり行われない免疫療法

アレルゲンを皮下注射することにより、次第にアレルゲンに対して過剰な反応を起こさなくなるという治療法ですが、アナフィラキシーの危険があるので、アレルゲン投与後に医師がそばを離れられないという面倒な点もありました。

2009年3月にはゾレアという商品名で発売されたものがありますが、免疫グロブリンE(IgE)に結合するタイプの分子標的薬で、1本7万円と高価です。2~4週間おきに皮下注射をするだけで、ステロイドの服用が不要になり、発作も起こさなくなるという注射液です。ただ、効果のあるアレルゲンは少なく、(ほこり、ダニ、ネコなど)となっています。

◇気管支喘息の新しい治療薬

以前は発作を起こした時にステロイドの吸入を行い、気管支の炎症を鎮めて呼吸がしやすくなるという効果がありました。即効性のあるステロイドだけに、楽になればステロイドの吸入を行わなくなることが原因で発作が減らないというケースも多く見られました。

2013年11月にはフルティーフォームという商品名で、吸入ステロイド薬に気管支拡張剤が配合されたスプレー式の強い消炎効果と気管支拡張の即効性があり、1日2回使用するというもの。12月には「レルベア」が発売されて、こちらは1日1回の吸入で24時間にわたって効果があるという長時間持続型です。一つのケースで14回使用できるので2週間は発作を起こす事もないという便利なものです。

またロイコトリエン拮抗剤のテオフィリン徐放剤が使われる事もあります。ロイコトリエン拮抗剤によって長期的な管理と体質改善が期待できるようになり、長期的なコントロールにより薬が必要なくなります。

◇新しい治療法、サーモプラスティ

2015年7月に販売されたサーモプラスティ―では、先に電極の付いたカテーテルを気管支にいれます。気管支を65℃に温めると、気管支内で肥大している筋肉を減らして気管支の拡張が行われると言われ、3週間に1度の通院で済むのが喘息の患者にとっては有り難い。といっても、重症の喘息の場合しか保険適応になりません。

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