抗生物質が使えなくなる可能性も!? スーパーバグとは? | 家庭医学の知識大百科「ヘルスカレッジ」~家族を大病から守るためのサイト~

抗生物質が使えなくなる可能性も!? スーパーバグとは?

ウイルス

近年ではタミフルの耐性株(インフルエンザウィルス)が97%を超えたという話もあり、中国では全世界で使われる50%の抗生物質(年間20トンとも言われています)の半数を人間が服用して、半数を飼料に混ぜています。中国でどれだけのスーパーバグが作られるのか?という興味ではなく、自制してほしいものです。

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◇スーパーバグ(多剤耐性菌)とは?

スーパーバグは抗生物質を無毒化して身を守るだけでなく、周りの細菌を殺してその隙に増殖を行います。通常、抗生物質の開発の方法として、細菌Aが周りの細菌Bの増殖を抑える手段として、細菌Aが化合物を作り出して細菌Bをなくします。その化合物は細菌Bに効果がある抗生物質として作り出していましたが、その方法では未知の細菌を探す必要が出てくるので限界があります。

新しい抗生物質を作る時に、細菌の遺伝子を利用して細菌からの攻撃を受けずに抗生物質の効果を発揮させるなど、基本的には細菌に抗生物質を作らせることには変わりがないわけで、抗生物質の使用が結果的に多剤耐性菌スーパーバグを作り出す原因になっています。

オーストラリアでは最強の微生物を作り出して、その微生物が周りの細菌の繁殖をどのようにして防ぐのか?ということで新しい抗生物質を作り出しています。

近い将来、健康な若者が何の変哲もない黄色ブドウ球菌に感染するだけで、致死的な症状を招くことにもなりかねません。皮膚の常在菌として放置されてきた黄色ブドウ球菌のスーパースプレッド(感染力の高い菌に突然変異を起こす)があると、色々な抗生物質に耐性を獲得してきた常在菌が多剤耐性菌と判明するのかもしれません。

◇米国の放置作戦はどうなるのか?

米国では多剤耐性菌やスーパーバグが増えてきたため、年間200万人が感染して2万人以上が死亡ということですが、これは抗生物質を使うと悪化するタイプの「C.ディシフェル菌」の影響が多いようにも感じますが、他にも「カルバペネム耐性腸内細菌」の感染者も含まれている可能性があります。

米国の場合は家畜への抗生物質の使用によって、ヒトが耐性菌に感染するケースが多いと思われます。当時、治療法がないと言われた「バンコマイシン耐性菌(VRE)」が遠い昔の出来事のように感じます。

UCLA医療センターではオリンパスの内視鏡を介して、スーパーバグのカルバペネム耐性腸内細菌(CRE)に7人が感染、内2名が亡くなっています。さらに179人に感染の可能性があるという指摘もしていますが、米FDAは2009年に内視鏡が汚染されていることを知りながら、2015年2月まで使い続けた結果CREの感染者が増えた様子。感染すると50%近くの方が亡くなる率と言われています。

◇最強のスーパーバグが出現

もう一つのスーパーバグとして「アシネトバクター・バウマニ」の特徴は、周りの菌を殺すことも可能で、抗生物質を無効にする事も可能であり、プラスミドによってどちらかを有効にして繁殖を続けるという変わった繁殖の形態を取るため、細菌が急に繁殖したり、抗生物質の効果が無いといったことが出てきます。

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