収縮期血圧120mmHg以下で老後も健康に!のウソ

byouin2

収縮期血圧(最高血圧)の最適な数値はどの程度なのでしょう?あまり神経質になる人は少ないかもしれませんが、はっきり決められたものはありません。120mmHg以下100mmHg以上であれば、長期的な影響を考えた場合に考えられる影響は最小限になるのではないか?と言われているもので根拠はありません。

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◇120mmHg未満が望ましいという米発表

血圧の正常値は個人の健康状態で変わってきます。長期間にわたって140mmHg以上の血圧が続くとリスクは増えますが、その結果どのような影響があるかというと、それも個人差が大きいので一概に病名を挙げるのも難しいものです。

米国立衛生研究所が2015年11月に、縮小期血圧の目標として120mmHgが望ましいという研究結果を発表したものの、収縮期血圧を100mmHg~120mmHgにコントロールするのは難しく、長期間にわたって降圧剤の服用が必要になってきます。

米国立衛生研究所の発表によると、120mmHg未満にコントロールした者は140mmHg未満の対照群より心筋梗塞や脳梗塞、心不全、心血管が影響する急性冠症候群による死亡率が減少したと発表。そして、「収縮期血圧は120mmHg未満にコントロールすればより健康に生きられる」という研究結果から、全ての人に対してその血圧が望ましいという結論を出しています。

◇日本の高血圧基準値は?

日本高血圧学会では140mmHg以下を推奨していますが、人間ドック学会が当初に発表した数値では148mmHgが許容範囲であって、実際に治療が必要な血圧として150mmHg前後が一般的です。腎障害や心臓疾患、心肥大などがない限り、日本の基準でも問題ないかと思います。

120mmHg未満を維持できれば、血管壁や血管の柔軟性に与える悪影響はほとんどなくなります。とはいえ、120mmHg未満を目指して降圧剤を飲み続ける場合の、副作用のリスクと血圧を下げたことによるベネフィットを比較すれば、副作用のリスクの方がはるかに高いものです。

降圧剤の副作用としては、性欲を失って男性の機能が減っていきますが、それでも薬を飲みながら120mmHg未満にコントロールしようと考える者がいるかどうか疑問です。

例えば、170mmHgの高血圧を120mmHgまで急激に下げた場合、脳梗塞を起こすことがあります。肥満気味であれば高めの血圧で血栓が飛びやすくなるので肺動脈や心筋梗塞、脳梗塞を起こします。170mmHgを超えるような極端な高血圧はデンジャラスゾーンになります。

高血圧は病気ではないので、個人の体質や生活習慣に高血圧が影響する程度と認識しています。アメリカは血管拡張作用のある添加物を取りすぎているので、血管拡張によって120mmHgからさらに血圧が低下して危険な状態になると想像ができます。要するに個人の体質の差や食生活の違いが大きいということになります。

◇塩分摂取量と生活習慣病

塩分摂取では日本の基準では1日10グラム程度(男性11グラム、女性9グラム)でしたが、今ではWHOの推奨値が成人1日あたり5グラム未満となっています。これもホルモン次第で食塩感受性の個人差があるので、個別の食塩摂取量を設定する必要があります。

日本の食塩は塩化ナトリウム100%なので、他国が使っている岩塩や海水の塩分とは全く異なります。岩塩や海水に含まれている塩化マグネシウムや塩化カルシウムは血圧に影響せず、塩化カリウムは逆に塩化ナトリウムを減らします。日本人も岩塩を使えば塩分摂取の許容量が増えるので、塩化ナトリウムだけを摂取するのは大きな間違いです。

結局、血圧の基準値も塩分の摂取量も個人差が大きいので、一概に何とも言えないという結論になります。

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