PM2.5が大量に日本に飛来、その影響は? 

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中国からPM2.5が朝鮮半島経由で北海道に流れ込み、日本全土に届くことが明らかになった微小粒子状物質ですが、さらに小さい粒子の大気汚染物質が飛来していることが明らかになっています。

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◇微小粒子物質PM2.5、その行方とは

PM2.5とは2.5マイクロメートルの粒子で、髪の毛の直径の30分の1程度の大きさです。粒子状物質にはSPM(10マイクロメートル)などもありますが、主に自動車の粗悪なガソリンの排ガスや工場・可燃物から排出される硫黄酸化物や窒素酸化物が大気中でオゾンなどと反応した結果、PM2.5が生成されます。

粒子が小さく軽いため、地表に落下するまでに時間がかかり、長時間にわたって大気中を舞っています。雨が降らず空気が乾燥している限り地表に落ちることが少なく、偏西風や冬から春の季節風によって中国大陸から西日本付近に流れてきます。春以降では黄砂の影響があり、夏から秋にかけては汚染物質の飛来が落ち着き健康被害を起こしにくいと言われています。

日本国内でも可燃物があるところでは、環境庁が定めた許容範囲まで排出しています。1日の排出許容量は1立方メートルあたり35マイクログラムを超えない範囲で排出していますが、中国から流れてくることで場所によっては人体に影響のある範囲を超えることになります。

◇PM2.5が人体に与える影響

人体に悪影響のある大気汚染物質や、天津の大爆発によるシアン化合物もPM2.5に付着して流れ着くことが考えられています。環境省では「大気汚染物質広域監視システム」によって日本全国と中国・韓国の汚染状況がリアルタイムに表示されます。

http://soramame.taiki.go.jp/ 環境庁大気汚染広域監視システム

人体に与える影響で最も大きいものでは、小さい粒子が気管支や肺胞に入り込んで喘息や気管支炎、肺炎などを起こし、長期的に沈着すると肺がんを発症します。特に気管支や喉が弱い子供は喘息発作や気管支炎をおこしやすくなるので、少なくとも不繊布を使ったマスクが必要になります。症状によっては医療用の防塵マスクが必要です。

マスクを使用していても、中国では長期的な肺への蓄積により肺がんが急増して136万人が死亡しています(PM2.5の被害者のみ)。日本でも外出の際は産業用ではない市販のN80マスクであればそれほど目立たず微粒子対策としても効果的なのでお勧めです。

暫定的な指針として1日平均70μg/m^3を超えた場合、屋外での激しい運動を避けて、換気や窓の開閉を最小限に留めることが推奨されています。濃度によっては外出禁止が望ましい状況になることもあります。PM2.5による健康被害の統計データが不足しているため、注意喚起以上の措置はありません。

◇日本で最も影響を受ける地域

西日本に飛来する量が多いとはいえ環境基準を上回ることは稀です。環境基準を超える日は関東に多く、中国で赤色警報が出された翌日は日本も環境基準を超えることになります。大気汚染監視システムは携帯でも確認できるのでチェックをお忘れなく。

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