食道神経症(咽頭喉頭神経症)の検査と原因

ennkaku

ストレスなどの心因性のものが原因になり、食道にけいれんを起こしたり違和感を感じるようになります。しかし検査を行っても喉の機能には異常がありません。けいれんに加えて嘔吐や下痢の症状が消えないので、原因が判明するまでに検査を繰り返すことになります。

スポンサードリンク



◇食道神経症の主な症状

女性に多い症状で、ストレスや自律神経失調症、情緒不安定などの心因性の原因が根本にありますが、その時点では病気ではありません。「もしかして食道がんではないか」などと思い込むことがストレスになり、飲み込むときのけいれんや違和感はさらにひどくなっていきます。けいれんによって胸の途中でつかえるような感覚もあります。空腹でも胸につかえることもあり、嚥下困難も考えられます。

患者の訴える症状から胃痙攣や胃食道逆流症が考えられるので、胃痙攣を抑える薬やH2ブロッカーやプロトンポンプ阻害剤、消化管運動改善薬などを処方しても治りません。患者の不安が消え去らない限り、薬を飲んでも治らないものです。

消去法で考えていくと、飲み込みにくいという症状から食道がんや胃がんが残された可能性です。検査や治療が長引くと不安神経症も現れてきます。

◇食道神経症の原因

ほとんどの場合、患者が訴える症状ははっきりしていますが、直接的な原因が見つかることはないので、検査で異常がない場合は「咽喉頭異常感症」という病名になります。
原因としてはほとんどが心因的なものであって、不安やストレスが主なものですが、稀に単なる喉の炎症や胃食道逆流症が見つかることもあります。

他に、甲状腺異常症、貧血、頚椎の変形などの異常が判明する事があり、その場合は治療が必要になりますが、ストレスが原因であれば心理的な治療が必要になることもあります。

◇食道神経症の治療法

残された検査は胃カメラなので、咽頭から十二指腸まで調べてみるとポリープも潰瘍も何も見つからないということで、患者に画像を見せながら検査を進めていくと安心できるようです。胃カメラの検査が終わり、何の異常も見つからなかったときに、患者の症状が全くなくなるのが食道神経症の特徴です。検査で異常が見つからないのが最も手っ取り早い治療法のようなものです。

胃潰瘍でもあれば痛みは相当なものです。プロトンポンプ阻害剤を飲んで痛みが治れば潰瘍か胃炎がありますが、それは薬で簡単に治ります。ストレスと不安が原因なので、「薬を数日飲めば治りますよ」と言われると喉のけいれんや嚥下困難もすっかりなくなります。

ストレスや不安が異常に大きい場合は、食道のけいれんが残ることがあります。ストレスに対する治療として抗不安薬や心理療法などが行われることもありますが、鎮静剤や精神安定剤、それに加えてカウンセリングなどを行うと治る場合が大半です。

女性の場合、エストロゲンが関係して神経過敏になったり不安が大きくなることもあるので、血液検査でエストロゲンが不足していれば補充療法も考えられます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサードリンク







関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

お役に立てたらいいね!

ページ上部へ戻る